2021/04/15（木）UP
（最終更新：2021/05/12 19:32）

抽選で引いたカードを手にする4人

　4月15日（木）都内にて、キックボクシングイベントRISEが会見を行い、5月15日（土）東京・大田区総合体育館で『RISE on ABEMA』の開催を発表した。

　今大会では、今年7月より開催予定である「RISE DEAD OR ALIVE -53kgトーナメント」の出場権を賭けた2試合が組まれた。ワンマッチで4選手が戦い、勝った2選手がトーナメント本戦に出場することになる。

戦う前だからか、笑顔の和やかな雰囲気も

　スケジュールとしては、5月に今回出場の4選手たちによる本戦出場者決定戦を行い、今年7月の大阪大会で本戦がスタート。9〜10月に関東圏の会場で準決勝、決勝を行う予定だという。また、現RISEスーパーフライ級王者・大﨑一貴（OISHI GYM）はトーナメント本戦に内定している。残りの本戦出場選手は、後日発表となる。

　対戦カードは抽選により、以下の通りとなった。

▼DoA選抜マッチスーパーフライ級（-53kg）3分3R延長1R（Aブロック）
大﨑孔稀（OISHI GYM）vs風音（TEAM TEPPEN）

　大﨑は名古屋が誇る大﨑兄弟の弟。強烈なパンチと緻密なテクニックを併せ持ち、WMCスーパーフライ級、J-NETWORKスーパーフライ級と2本のベルトを手にしている。今年4月には本場タイで活躍しているカイト・ウォー・ワンチャイに判定勝利して、BOMの王座を戴冠している。

　対する風音は、プロキャリア前半は関西を中心に活躍し、19年3月にTEAM TEPPENに移籍。同年9月には元新日本キックボクシング協会フライ級王者の麗也からTKO勝利、11月には元NJKFフライ級王者の松谷桐に判定勝利を収め5連勝をマークしていたが、昨年2月の大﨑一貴との一戦で2度のダウンを奪われ連勝がストップ。今年2月には、今回が1年ぶりの再起戦で強豪・HIROYUKIにダウンを奪って勝利している。

＜以下コメント＞
大﨑
「今回は抽選で決まるということで、誰が来ても勝てる自信はあった。風音選手と決まって、凄い勢いがあって、1試合1試合強くなっているのを感じます。でも、普通に勝って倒して本戦の枠を勝ち取りたいです」

「僕自身、お兄ちゃん（大﨑一貴）がチャンピオンですけど、8人トーナメントをするとなって、やるなら選手として、すごい出たい気持ちが強くて、現チャンピオンのお兄ちゃんとやるかもしれないと、僕自身は覚悟は決めて、仮に決勝で当たっても、思いっきり行く覚悟はできてやりますと答えました。お兄ちゃんもやると言ってくれたので決まったという感じです」

風音
「試練が多いなという感じですかね。何人チャンピオン倒せばトップに食い込んでいけるのかと言う感じなんですけど、大﨑選手は何年か前にやられてるので、リベンジもトーナメント出場のチャンスも同時に手に入って、いい相手でメラメラしてます。盛り上げて勝って僕がトーナメントに出ます。かき乱します」

「（政所の当たらなくて良かったというコメントを聞いて）大阪でこれまで一緒だったのですけど、ここまでやらないことあるのかと言うくらいやらなかったです。やりそうだけどやらない感じで、離れた感じ。だから、二人ともトーナメントに出て、そこで当たりたいという感じです」

▼DoA選抜マッチスーパーフライ級（-53kg）3分3R延長1R（Bブロック）
政所仁（魁塾）vs溜田蒼馬（CRAZY WOLF）

　政所は、スピード感のある打撃を武器に、WBKF世界スーパーフライ級王座、J-NETWORKフライ級王座を獲得している2冠王。18年には石井一成、19年には、大﨑孔稀などの国内強豪に勝利した実績を持つ。

　対する溜田は、戦績は18戦12勝7敗11KOと勝った試合のKO率は90％を超える。今年の2月には、初参戦で現バンタム級王者・鈴木真彦と対戦して、高い攻撃力で鈴木からダウンを奪い会場を沸かせたが、KO負け。今回が再起戦となる。

＜以下選手コメント＞

政所
「風音と当たらなくて良かったという感じで、お互い勝ってトーナメントの本戦でやれたらと思っています。トーナメントの本戦は出れると思っていてショックだったのですが、出ないといけないやろと言うのを見せたいと思います」

溜田
「今回、僕にこんなチャンスを下さってありがとうございます。オファー来た時から『俺がここに食い込めるんや』というびっくりと驚きもありましたが、やるからには出場権勝ち取りにいくので皆様応援よろしくお願い致します。（出場選手は）トップランカーでチャンピオンで、無名から上がってきて、2戦目ですけど、新しい風を53kgに吹かせたいです」