2021/04/17（土）UP
（最終更新：2021/05/01 18:17）

MIO（左）と菅原（右）が激突する

　5月23日（日）東京・大田区総合体育館で開催される『K-1 WORLD GP』の対戦カードが、4月17日（土）都内にて行われた会見で発表された。

「K-1 女子アトム級(-45kg）ワンマッチ」で元SB日本女子ミニマム級王者MIO（26＝K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）vs.Krush女子アトム級王者の

菅原美優（21＝K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）の対戦が組まれた。

　MIOは、シュートボクシングの舞台で華々しい活躍を見せ、MMAにも挑戦した。20年9月にK-1デビューを果たし、高梨knuckle美穂に敗戦。その後、2戦目となった今年3月のK-1では、元ボクシング世界王者の山田真子にパンチでダウンを奪って判定勝利し、実力を示した。普段は、48kgあたりで試合をすることの多いMIOだが、今回キャリア最軽量の45kgの試合に臨む。戦績は44戦 39勝(4KO) 5敗 0分。

意気込みを語るMIO

　会見に出席したMIOは、Krush王者である菅原を”波に乗っている選手”と評して「しっかり倒して止めたいと思います」と勝利を誓う。

　本来、下の階級である菅原とは戦う可能性はないと考えていたMIOだが、自身が45kgに落とすことで対戦が実現した。「48kg以下が初めてなので、どんなもんなのか楽しみです。（前回の試合で）体重は意外とスッと落ちたので問題ないと思っています」と減量は問題なさそうだ。

　菅原のファイターとしての評価は「キャラが立ってて華もある選手。今まで、（自分は）実力のある選手の戦ってきたので、実力がどうなのかは、気になる」とコメント。

強烈なパンチを元世界ボクシング王者の山田に打ち込むMIO（右）

　菅原からは、残り1ヶ月でMIOに勝てる自信をつけるとのコメントがあったが「1ヶ月で追い越されたら、今までやってきたものがしょうもないものになるので、追い越されないようにしっかり努力する。（菅原の）武器は蹴りなので、蹴りを出させないくらい追い詰めようと思います」と、自信を見せる。

　菅原の長い手足を活かした顔面前蹴りに対処できるかと聞かれると「今までキャッチが出来ていたので、そこは苦戦すると思いますけど、KRESTで練習したいと思います」と今後の練習で対策を練る構えだ。

コメントする菅原

　さらに「K-1の舞台なので期待以上のバチバチを見せれられたらと思います。前回、倒しきれなかったので今回はそのストレスをぶつけたい」と白熱した展開を予感させるコメントを残した。

　対する菅原は、現役美容師ファイターとして、Krushでキャリアを重ねて、20年7月よりスタートしたKrush女子アトム級トーナメントで優勝し、ベルトを巻いた。21年3月にはK-1デビューを果たし、NOZOMIに判定勝利している。戦績は7戦 6勝(0KO) 1敗 0分。

菅原の代名詞である顔面前蹴りが炸裂

「K-1という素敵な舞台に出れるのが嬉しい。キャリアも上の選手で、挑む相手はこれまでなかったので、ワクワクしています」と挨拶した菅原。MIOについては、以前から知っており「いつか戦う」と考えていた。「やっぱりこの前の試合から、パンチが上手なイメージがあります」と、元ボクシング世界王者からダウンを奪ったパンチに警戒する。

　蹴りが得意の菅原だが「パンチを練習しているので、パンチの選手にパンチで勝ちたい」とパンチでの展開に応じると明言。「（MIOは）近い距離でやってくると思うけど、近い距離でも戦えるようにしているので、どういう展開でも勝てるようにしたい。ダウンとか取りたいし、できればKOもしたい」と控えめにKOを狙うと話す。