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【ボクシング】37歳 高山勝成が計量パス、若き王者ソトは剛腕の力コブをアピール

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2021/05/08(土)UP

高山が計量パス。勝てば日本男子最年長となる37歳での世界王座戴冠となる(c)DAZN

 59日(日・日本時間)にアメリカ・テキサス州アーリントンにて開催されるWBO世界ライトフライ級タイトルマッチの前日計量が8日行われ、リミット48.98kgに対し王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)は90gアンダーの48.89kg、挑戦者で同級11位・高山勝成(37=寝屋川石田)は180gアンダーの48.80kgで一発パスした。

 王者ソトはムキムキの筋肉。太い腕で力コブをアピールして見せた。両選手は両国の国旗をマントにしフェイスオフ、すぐに正面を向き両手を広げ観客の声援に応えた。

ソトは力コブでアピールし計量パス(c)DAZN

 高山は元世界ミニマム級4団体王者168月にWBO世界ミニマム級王座決定戦で勝利し、33歳で王座に返り咲くも引退。東京オリンピック出場を目指してアマチュア選手として予選を戦ったが敗退。昨年12月のプロ復帰戦では1階級上げ、ライトフライ級6回戦で元日本王者の小西伶弥(27=SUNRAISE)と戦い判定で差をつけ勝利。今回5年ぶりの世界戦となる。

両者、国旗をマントにフェイスオフ(c)DAZN

 対する王者ソト(24=メキシコ)は若くアグレッシブなファイターで、今回の計量で太い腕をアピールしたようにパワーのあるフックを得意とする。19年6月に12R KOで王座を獲得すると同年10月には判定で初防衛も、昨年2月のノンタイトル戦、10月の2度目の防衛戦とも連続KO勝利し今回3度目の防衛に挑む。約1ヶ月前に急遽決まったこの1戦に高山は経験値で対抗し2階級制覇を狙うと言う。勝てば長谷川穂積を抜き日本男子最年長の37歳での世界王座奪取となる。果たして王座奪取なるか。

♢選手データ
・高山勝成(37=寝屋川石田)身長:158cm、リーチ:159cm、戦績:32勝(12KO)8敗、KO率29%  主なタイトル:元世界ミニマム級4団体王者

・エルウィン・ソト24=メキシコ)身長:160cm、リーチ:データ無し、戦績:18勝(12KO)1敗、KO率63%  主なタイトル:現WBO世界ライトフライ級王者(防衛2回)

▶︎次ページは(動画)昨年2月、ソトが1Rで豪快KO勝利した映像

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