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【RISE】OFGでKO勝利のYA-MANが中村寛や萩原京平と対戦希望、ドローの山口裕人と松本芳道は反省の弁

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2021/05/17(月)UP

傷だらけの顔で登壇したYA-MANは「またやりたい」と次回のOFG戦にも意欲を見せる

 5月16日(日)無観客で行われた『Cygames presents RISE on ABEMA』の一夜明け会見が17日都内にて行われ、RISE初のオープンフィンガーグローブ(以下、OFG)マッチに出場したYA-MAN(24=TARGET SHIBUYA)、山口裕人(28=山口道場)、松本芳道(39=KICK-DIET吉野町)の3選手が会見に臨んだ。

■KO勝利のYA-MAN「またやりたい」中村寛、萩原京平と対戦希望

 [第9試合RISEonABEMA特別マッチ ライト級(-63kg)3分3R]に出場し、山口侑馬(25=山口道場)を2R KOで撃破したYA-MANは「普通のグローブよりも楽しかった。1Rにカーフを効かされてボディも効かされて頭も効かされて、試合自体覚えていないけどとにかく打ち合いが楽しかった」と激闘派らしい感想。「スリルの中でこれ以上無い楽しい試合でした。山口侑馬選手、格下の相手なのに対戦を受けてくれてありがとうございました」と、すっきりした表情で山口への感謝を語った。

山口侑馬に強烈なパンチを打ち込むYA-MAN

 数々の攻撃をその身に受けたYA-MANは「8オンスのように長く効くパンチではない。一瞬で効くので、一発もらったら命取り」と、攻撃の質の変化を体験。その質は頭部への打撃だけでなくボディでも同様であり「一瞬だけ苦しいけど、次のラウンドには回復していました。ダメージ的には長く続かない」と、一撃が致命打になるリスクがあるという経験を語った。

 試験的なルールだったが、大いに気に入った様子のYA-MANは「ぜひまたやらせていただきたいです。松本選手とお兄ちゃん(山口裕人)は決着が付いていないと思うので、先に再戦があるのかな。自分は中村寛選手やRIZINの萩原京平選手がやってみたいと言っていたので、ぜひ対戦したい」と、OFG戦への継続的な参戦に強い意欲を見せている。

■ドローの山口裕人「盛り上げたい気持ちはある。もう一回チャンスを下さい」

消化不良の山口裕人「もう一回チャンスを下さい」と松本との3度目の対決に意欲

 [第10試合RISEonABEMA特別マッチ スーパーライト級(-65kg)3分3R]に出場し、松本芳道と引き分けた山口裕人は、前日の試合を振り返り「RISE初のオープンフィンガーグローブの試合なのに、泥試合してしまってすみませんでした。反省しています」と語った。

 試合を振り返ると「相手がもっと来ると思ったが、結構作戦を練って、ガチで勝ちに来ている感じ」と、想定よりも松本に動きがなかったという山口。蹴り技も駆使し、通常のキックボクシングの試合に近い展開だった点も「距離が遠かったんで蹴りました」と、パンチの距離にならなかったからだという。

松本のパンチを全身で避ける山口、高い攻撃力だけにお互いに見合ってしまったという

 その松本とは今回で2戦目。対戦カード発表時には乱闘になりかけるなど、因縁が深い相手だ。試合後にリング上で語り合った姿を見た伊藤隆RISE代表は「友情が芽生えたのでは」と見たが、当の山口は「芽生えるわけないじゃないですか。これありますね、3戦目」と因縁を抱えたまま三度目の正直を望む姿勢を見せた。

 一方でOFGマッチそのものへの感想を「ちょっと僕の試合は滑りましたけど、盛り上げたい気持ちはめっちゃあります。日本の大会でOFGでやるのはRISEだけ。そこで盛り上げたら価値も上がる」と前向きに語った山口。「もう一回チャンスを下さい」と、今後もOFG戦へ積極的に出場する意思を示した。

■松本芳道「カーフが有効になる」とOFGの特性を分析

松本は「上体が下がるのでカーフが有効になる」とOFG戦の特性を分析

 その山口と対戦した松本もまた「倒せなくて悔しかった。すみませんでした」と謝罪から会見をスタートした。試合を振り返った松本は「OFGだからパンチを一発もらわないように、カウンターを狙いすぎてて手が出なくなった。俺も(山口が)来ると思ってて、カウンターを合わせたかった。二人とも見合った感じでつまんない試合になっちゃった」と、OFGだからこそ生まれた試合展開であると分析した。

 OFGと通常のグローブとの違いについて、松本は「拳が痛い。効いたパンチはなかったけど、脳が痛いんじゃなくて表面的な痛さがあった」と表現。また「一発のパンチがあだになるので頭を振って、スタンスを広げて上体を低くするボクシングに近くなる」と元ボクサーらしく分析した上で「蹴りもコンビネーションも出にくくなる。またカーフキックが有効になると思いましたね。上体が下がるのでカットしにくくなる」と、パンチの質が戦術に大きな影響を与える可能性を示した。

 なお、友情が芽生えたかについては「感情の変化はない。ぶっ飛ばしてやりたい」と、こちらも芽生えはない様子。「またやろうぜと言っただけ」と、松本も3度目の対戦に強い意欲を見せている。

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