2022/02/28（月）UP
（最終更新：2022/03/28 22:45）

新王者となった金子(C)K-1

　2月27日（日）東京体育館で開催された『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN～第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント』の一夜明け会見が、28日（月）都内にて行われた。
　このトーナメントを制し、新王者となった金子晃大（K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）が出席。昨日の激闘を振り返った。

【動画】相手を“担架送り”にした、金子の強烈右ストレートKO！

　金子は1回戦で黒田勇斗、準決勝で璃明武をいずれもKOして決勝戦へ進出。決勝では、20年3月に初黒星を付けられた玖村将史と激突すると、2Rにダウンを奪って判定勝ち。リベンジを達成して、ベルトを腰に巻いた。

鮮血に顔を染めながら激闘を制した金子

「昨日は結構強い日本人が揃ってやったトーナメントだったんですけど、僕の優勝を信じてくれた人、期待してくれた人のためにしっかり優勝できて良かった」と率直なコメントを語った金子。以前に玖村に敗戦してから、自身を見つめ直し、ひたむきに練習に取り組んできたことが結果につながった。

　トーナメントで進化した部分については「もちろん技術面だったりパワーだったりはわかりやすく見える。やっぱりトーナメント決勝、疲労やダメージの中でも気合いでやり抜く強さはあったかなと思います」と自己分析。玖村のボディフックに下がる場面もあった金子だが、決して心が折れることはなかった。

１回戦で金子は黒田をKOし担架送りに

　王者としての理想像について聞かれると「しっかりKOで倒して、激闘じゃなくても1試合1試合見ている人の記憶に残るチャンピオンになっていきたい」と力強く語る。

　今後の試合計画については「今が3月なので6月あたりに試合ができればいいかなと思います。ゆくゆくは上げて制覇もしたいけど、まずは目の前のことをやりたい」といい、記者から6月に開催のビッグイベントも視野にあるかと聞かれると「僕はK-1が1番盛り上がる試合をしたいので、K-1を優先したい。もしオファーが来れば、出たいと思います」と語った。

　他団体王者との対戦に関して、質問されると「もちろん僕も同階級のチャンピオンとやる機会があればやりたいです」と語る。王者となった金子の今後に注目だ。