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【NO KICK NO LIFE】安本晴翔が森井洋介をハイキックで衝撃KO、勝次がラストマッチの橋本悟をKO、大﨑孔稀は壮絶ヒジの流血戦を制す

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2022/05/28(土)UP

緑川(右)がT-98(左)を撃破、来年2月に引退する意向を示した

ローを蹴る緑川(左)

▼第6試合 71kg契約 3分5R
◯緑川創(RIKIX/元WKBA世界スーパーウェルター級王者、元新日本キックボクシング協会ウェルター級王者)
判定3-0 ※50-48、49-48、50-47
●T-98(フリー/元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者、元WPMF世界ミドル級王者、元WBCムエタイ日本統一ウェルター級&スーパーウェルター級王者、元WPMF日本ウェルター級王者、元REBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王者、元INNOVATIONウェルター級&スーパーウェルター級王者、元ルンピニージャパンミドル級王者)

T-98の右ローキック

 緑川は新日本キックボクシング協会の重量級エースとして長く君臨。14年2月には、あのアンディ・サワーからも勝利を収めるなど国内外の強豪と激闘を繰り広げた。一昨年から小野寺力が率いるRIKIXに所属変更し、その年の7月には“ブラックパンサー”ベイノアに完勝、その後もシュートボクシングのエース・海人ら強豪選手と激闘を演じてきた。前戦は今年4月に、ヒジ打ちによるカットで小原俊之にTKO負けを喫している。

左のパンチで攻める緑川(右)

 対するT-98は、元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者で“ムエタイゴリラ”と呼ばれた。20年12月のREBELSで松倉信太郎に判定負けして以来、約1年半ぶりの試合となる。昨年にクロスポイント吉祥寺を退会し、久しぶりのリングを迎えることになった。

 1R、両者とも右構え。緑川が右のカーフキック、T-98は右ローを返す。緑川は左アッパー、右ストレートをテンポ良く放つ。

パンチで追い詰める緑川(右)

 2R、T-98が前に出て圧をかけ、右ロー。緑川が右カーフキックをコツコツヒット。T-98は右フックをヒットさせるが、緑川は冷静に左右フックを当てていく。

 3R、T-98の前進に、緑川は左ジャブ、ヒジ打ちを合わせる。T-98が右のオーバーハンド、緑川は左のハイキック、右カーフキックを蹴り込む。

 4R、前に出るのはT-98だが、緑川が右の横ヒジを連打し、T-98を出血させる。右ローを蹴るT-98に、緑川はワンツー、アッパーとパンチを的確にヒット。

緑川が判定勝ち

 5R、それでも出続けるT-98に、緑川は右のカーフキック、右ヒジ打ち、左アッパーで迎え撃つ。T-98も右ミドル、右ストレートを返すが、ヒット数では緑川が上回る。

 ジャッジは3者とも緑川を支持。緑川が的確なパンチや右のカーフキックのヒット数で確実に上回り、勝利を掴んだ。

 試合後、緑川は来年2月11日に開催予定の『NO KICK NO LIFE』を最後に引退するつもりと告白。数々の激闘を演じてきた緑川の引退ロードが始まる。


大﨑(右)がヒジ打ちで攻めて、加藤(左)を下した

▼第5試合 55.5kg契約 3分5R
●加藤有吾(RIKIX/WMC JAPANスーパーバンタム級王者)
TKO 5R 2分20秒 ※カットによるドクターストップ
◯大﨑孔稀(OISHI GYM/BOMバンタム級王者)

強烈なフックを見舞う加藤(左)

 加藤は「キックの赤い薔薇」と呼ばれた小野寺力の愛弟子。元ラジャダムナン王者・石井宏樹から直接指導を受けるRIKIXのホープだ。重く鋭いパンチで前進するスタイルを武器とする。19年にはWMC(世界ムエタイ評議会)日本スーパーバンタム級王座を奪取。怒涛の9連勝の後、昨年2月に宮元啓介に土をつけられたが、今年1月には宮元の引退試合でリベンジを果たしている。

大﨑が左の蹴りを走らせる

 対する大﨑は、BOMバンタム級王座、WMCスーパーフライ級王座、J-NETWORKスーパーフライ級王座など多くのタイトルを獲得してきた実力者。21年の6月のRIZINでは、那須川天心とパンチのみの試合で健闘した。昨年の「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」では兄・一貴がケガで欠場となり、リザーブから本戦へ上がることとなったが、減量失敗で失格。今年3月のRISEではフェザー級(57.5kg)に階級を上げ、判定勝利している。

この左ヒジでダウンを奪う大﨑

 1R、両者オーソドックスで、左右ローの蹴り合い。ステップを踏む加藤が飛び込んでの左ボディフック、どっしり構える大﨑は、左のインローを蹴り込む。

 2R、加藤が左ジャブを伸ばしつつ、右ボディストレートと手数を出す。大﨑は近距離で左右のヒジ打ちを狙い、右カーフキックを多用。

 3R、加藤が左ボディフックを見舞うと、大﨑が右ストレート、フックを連打し優勢に。

ダウンを奪った大﨑(右)

 すると、右カーフキックを蹴る大﨑に、近距離で加藤が左のヒジ打ちをヒットさせて、大﨑の目の上をカットさせる。大﨑は下がらず、前に出るとハイキック、左の縦ヒジとアグレッシブに攻める。

 4R、鼻から出血している加藤だが、左ボディフック、近距離での回転ヒジ打ちで果敢に攻める。すると、大﨑が右アッパー、左のヒザ蹴り、右ヒジ打ちから、左のヒジ打ちをクリーンヒットさせて、遂にダウンを奪う。

出血しながらも怒涛の攻めを見せる大﨑(左)

 5R、加藤はセコンドの指示で、右ローを蹴りつつ、前に出て右ストレート。さらに、加藤が右の回転ヒジ打ちをヒットさせて、大崎の傷口を広げると、再びドクターチェックが入る。

 再開後、今度は大﨑が左右のヒジ打ち連打、右の横ヒジから渾身の左ヒジ打ちを返して、加藤にヒットさせると、今度は加藤が額から大流血。

切られた加藤は流血

 加藤にドクターチェックが入ったが、続行不可能に。大﨑が血染めの大激戦を衝撃結末で制した。

 マイクを持った大﨑は「今回ヒジありルール、第一線でやってる加藤選手で、切られた時に焦ったというか、ギリギリの勝負でした。僕、ヒジ無しのRISEのキックボクシングやっているけど、ヒジありでもやれることを見せられた」とコメント。

コメントする大﨑

 そして、解説席に座る皇治に「ヒジあり、どーですか面白いですよね?一回やってみたらいいんじゃないかと思います」と呼びかけた。

 

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