2022/06/14（火）UP
（最終更新：2022/06/15 10:02）

国内軽量級トップの一角・石井（左）が電撃参戦

　8月11日（木・祝）福岡国際センターで開催される『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』の第一弾対戦カード発表会見が、14日都内にて行われた。初代KNOCK OUTフライ級王者・石井一成（ウォーワンチャイ・プロモーション）がK-1参戦。バンタム級戦（3分3R延長1R）で、藤田和希（K-1ジム目黒TEAM TIGER）と対戦する。

【動画】8月K-1電撃参戦の石井一成が強烈な右ストレートでダウンを奪う瞬間

　石井は福岡に拠点を置きアマチュアで14冠を達成してプロデビュー。”西の神童”と評されるスピードのあるパンチや鋭いローキックを武器に日本、タイを股にかけ活躍。IBFムエタイ世界フライ級王座、WPMF世界フライ級王座、初代KNOCK OUTフライ級王座など国内外の様々なタイトルを獲得してきた。

現RISE王者・大崎一貴に鋭い前蹴りを突き刺し勝利する石井＝18年

　近年ではヒジ無しルールにも積極的に参戦し、昨年7月には『RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント』に参戦も、RISE王者・大﨑一貴からダウンを奪われ敗北を喫した。今年1月にはNO KICK NO LIFEで新星・花岡竜に判定負け、しかし4月にはBOMでクンナム・ショウブカイ（尚武会）から2R左フックでKO勝利を奪っている。
　戦績は35勝（18KO）12敗2分。

『NO KICK NO LIFE』や『BOM』の顔的存在であったが、今回決意のK-1初参戦となった。

　対する藤田は回転の速いパンチを武器にするアグレッシブなファイトで好勝負を連発する。前戦となる今年3月のKrushでは、豪快なパンチでKO勝利している。戦績は5勝（2KO）4敗。

　会見に登場した石井は開口一番「ムエタイファイターの石井一成です」と挨拶。今回の参戦は「僕の中でも大きな覚悟を決めたことなので、ムエタイファイターのプライドをかけてK-1リングで戦っていきたいと思います」と意気込む。

その”イケメン”ぶりから女性人気も高い石井

　参戦の理由として「僕が格闘技をはじめたきっかけが魔裟斗選手に憧れてきたこと。まずは福岡大会を勝って、僕がこのK-1バンタム級を作っていきたいと思っています」と魔裟斗が王者となったK-1で戦いたいと思ったと言う。

　石井は26歳になる前に引退すると公言していたが「K-1の世界のベルトを獲らないと引退は出来ないと思ってるので、まずはK-1の世界チャンピオンを目指してがむしゃらに頑張っていきたい」とK-1王座を第一目標に置く。

　相手の藤田については「藤田選手も打ち合ってくれると思うので、僕自身もムエタイファイターですけど打ち合いがメインの選手なので、地元福岡で激しい試合が出来るのではないかと思っています」と激闘を期待する。

　K-1バンタム級をどう見ているかとの質問に「僕の弟分に（前Krushバンタム級王者）壬生狼一輝がいて、一輝が負けた今のKrushチャンピオンの池田幸司選手、（昨年のK-1バンタム級日本最強決定）トーナメントで負けた黒田斗真選手、その2人を弟の敵討ちとして戦いたい」と現在K-1グループバンタム級トップの2人をターゲットにかける。

　もっとも、”弟分”の壬生狼とも戦う可能性もあるが「やるだろうとお互い覚悟してやってるんで、やるならトーナメントの決勝がいい。（バンタム級の）世界トーナメントを開いてほしい」と世界トーナメントの開催も要望した。　