2022/09/22（木）UP
（最終更新：2022/09/22 08:22）

メイウェザーが徐々に前へ！朝倉とのフェイスオフ＝21日都内

　9月25日（日）に開催される格闘技イベント『超RIZIN』（さいたまスーパーアリーナ）の大会前最後の記者会見が、21日都内にて行われ、同大会のメインイベント、ボクシングのエキシビションマッチ（3分3R）で対戦するフロイド・メイウェザー（アメリカ）と朝倉未来（トライフォース赤坂）が登壇し、約1分15秒のバチバチのフェイスオフを行った。
　その間、メイウェザーが徐々に距離を詰め最後は顔がぶつかるほど接近、SPが割って入りようやく睨み合いが終了した。

【動画】メイウェザーが朝倉未来に徐々に接近した緊迫のフェイスオフと、メイウェザーが天心を圧力とラッシュでKOした瞬間

　フェイスオフでは距離を詰めるメイウェザーに朝倉は微動だにせずメイウェザーを睨み続けた。すでに戦いは始まっているようだ。メイウェザーのこの圧力はメイvs那須川天心戦を思い起こさせた。身長が8cm低い天心に対しメイウェザーは最初は様子を見て徐々に前へ、天心のパンチが顔をかすめるとメイウェザーは怒涛のラッシュ攻撃で天心をKOした。

メイウェザーが徐々に前へ！

　身長173cmメイウェザーよりも約4cm身長が高い朝倉に、試合でも圧力をかけて出るか、それとも得意のアウトボクシングに徹するか。

　以前の会見でメイウェザーは「なるべく長く試合をして楽しませる」と語っていたが、KOがあるとすれば３Rか。
　会見でメイウェザーは「今日の会見にたくさんの人が集まってくれて、これが俺の仕事です。エンターテインメントが俺の仕事です。俺はこの分野で誰よりも経験を持っています。大会は本当に楽しみにしていて、絶対にみんなを楽しませます」と意気込んだ。

会見での朝倉とメイウェザー

　対する朝倉は「初めてのボクシングの試合で、メイウェザーと俺が戦う試合、ファンの人も見たいと思うし、アンチも俺が倒れるところを見たいと思うので、どちらにしてもPPVを買って応援お願いします」と倒れる覚悟もしているかのように語る。朝倉はこれまで倒れたことがない打たれ強さを持つ。

　この一戦では、朝倉がメイウェザーに当てられるか、触れられるか、さらには打たれ強い朝倉が倒れることがあるのかにも注目される。メイウェザーはディフェンスが世界一と言っても良いほど得意な選手で、プロ50戦無敗の実績を誇る。メイウェザーの強烈でかつ見えないジャブに、朝倉はどう対抗するか。
　朝倉はメイウェザーの癖を研究し、2、3、作戦を用意していると言っているが、通用しなければ自身が少年時代に没頭した極真空手のような接近戦で玉砕戦法に出るという。試合まであと僅か、最高潮に達するこの2人の一戦の結果はいかに。

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