UFC離脱の前ヘビー級王者ガヌー「ボクシングで復帰考えている」、対戦相手はやはりあの名前が

2023/01/19（木）UP
（最終更新：2023/07/29 07:53）

　世界最高峰の総合格闘技団体『UFC』を離脱した前UFCヘビー級王者のフランシス・ガヌー（36=カメルーン）。今年7月にプロボクシングのデビュー戦を行う計画があることを明らかにした。

【動画】前UFCヘビー級王者ガヌー、戦慄のKOシーン！

　ガヌーはけた外れのパンチ力を武器にKOを量産してきた王者。昨年1月に同級暫定王者のシリル・ガーヌと王座統一戦で、進化したグラウンド技術を見せて、判定快勝。しかし、UFCとの契約交渉が難航し、先日にUFCを離脱することとなった。

　その去就に注目が集まる中でガヌーはMMA記者のアリエル・エルワニのポッドキャスト番組「THE MMA HOUR」に出演。昨年初めに行った膝の手術からの回復で、まだすぐリングやケージには立てないが、今後の活動について尋ねられると「希望としては、今年7月に復帰したい。今年は少なくとも2回戦いたい。まだ決まっていないが、プロボクシングの試合を考えている」と復帰戦は兼ねてから噂されていたプロボクシングの舞台になることを示唆。

　続けて「もしその相手がタイソン・フューリーなら、もちろん受けて立つ。4オンスグローブで、ケージでのボクシングでも問題ない」と現WBC世界ヘビー級王者のフューリーの名前を。

　以前から両者はお互いに対戦を熱望してるが、当時はガヌーのUFCとの契約上の制限などが理由となり、対戦は実現していなかった。ガヌーはフューリーの他にも元WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級統一王者のアンソニー・ジョシュア（33=英国）の名前を対戦候補に名前を挙げたが、果たして実現するのか。

　フリーエージェントとなったガヌーには、多くの格闘技団体が獲得に興味を示し、この数年で急成長している素手ボクシング団体『BKFC』や、RIZINと提携関係のベラトール、その他、アジア最大級の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」や北米MMA団体の「PFL」なども興味を示していると報道されている。

　格闘技復帰の初戦はボクシングを計画しているガヌーだったが、今後はボクシングとMMAの“二刀流”で行くのか、今後の流れに注目だ。

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