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【DEEP】菊野克紀がわずか「8秒」戦慄のKO勝ち!

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2012/12/09(日)UP

▲中村優作(左)と和田竜光(右)の一戦はドローに終わった

▼第10試合 60kg以下契約 5分2R
△和田竜光(吉田道場)
ドロー 判定1-0
△中村優作(総合格闘技スタジオSTYLE)

 前回の試合でDEEPバンタム級(62kg以下)タイトルに挑戦して敗れた和田が、フライ級(58.5kg以下)転向を視野に入れて60kg以下契約で再起戦を行う。中村は日本拳法出身で、DREAMバンタム級ジャパンGPにも出場した強打者だ。

 1R、和田はパンチにタックルも織り交ぜて前に出て攻める。

 中村がフックでフラッシュダウン(一瞬のダウン)を奪えば、和田もフックでフラッシュダウンを奪い返す。中村はフットワークを使って回り込み、ミドル&ローキックで攻める。

 2R、中村はローキックとパンチで上下に揺さぶりをかけ、和田がタックルを仕掛けてくるとバックステップで下がりながら右フックを当てる。

 和田はワンツーをヒットさせるが、中村はジャブ&ローで離れて戦う。和田のタックルはことごとく潰される。残り1分で和田がアッパーをヒットさせ、残り30秒で打ち合いに行くが、中村も左右フックで打ち合う。最後にタックルへ行った和田はバックについて中村を倒そうとしたが、試合終了。若手実力者同士の初対決は痛み分けに終わった。


▲柴田“MONKEY”有哉(左)を判定で下した元谷友貴

▼第9試合 フライ級(58.5kg以下) 5分2R
○元谷友貴(CBインパクト/DEEPフライ級王者)
判定3-0
●柴田“MONKEY”有哉(総合格闘技スタジオSTYLE)

 今年3月から開催された初代フライ級王者決定トーナメントを制し、初代フライ級王者となった元谷が東京のリングに登場。プロデビューからわずか1年でベルトを巻き、まだ23歳という若さだ。対する柴田もまだ20歳の新鋭で、昨年の修斗バンタム級新人王に輝いている。

 1R、柴田がパンチで攻めていくと元谷も打ち返し、パンチから飛びヒザ蹴り! 柴田はすぐに組み付くが、元谷はフロントチョークに捕らえる。

 回転して上になった元谷に柴田は三角絞めを仕掛け、元谷が離れてスタンドに戻るとスピーディーな技の攻防が続く。元谷の飛びヒザ蹴りに柴田はタックル、またも元谷がフロントチョークに捕らえる。

 柴田は構わず元谷を押し込んでいくが、元谷は立ち上がってバックを奪いスリーパーホールド狙い。柴田は反転して元谷の上を奪うが、同時に元谷が下からの腕十字! 極まったかに思われたが、柴田はかわして立ち上がる。しかし、元谷は柴田の手首をつかんだまま立ち上がってパンチを見舞う。

 3R、組んできた柴田を元谷が逆に倒そうとしたが、上になったのは柴田の方。元谷は立ち上がることに成功し、再びタックルを仕掛けてきた柴田を上から潰して顔面にパンチを見舞う。しかし、柴田はタックルから元谷のバックを奪うことに成功。元谷はまたも立ち上がり、立ってきた柴田に顔面前蹴り。ラストはパンチの打ち合いとなり、元谷がヒットを奪う。判定は3-0で元谷が王者としての第一戦を勝利で飾ったが、この2人は良きライバルとなりそうだ。

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