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【ZST】小谷直之が強打者に圧勝!世界への挑戦をアピール

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2013/04/07(日)UP

▲小谷は相手にほぼ何もさせず、最後はスリーパーで一本勝ちした

ZST事務局/ZSTインターナショナル
「ZST.35」
2013年4月7日(日)東京・ディファ有明

▼メインイベント(第13試合) RINGSルール 73.0kg以下契約 5分3R
○小谷直之(ロデオスタイル/初代ZSTライト級王者)
一本 1R2分54秒 ※チョークスリーパー
●カン・ジョンミン(韓国/フリー)

 小谷の対戦相手は二転三転し、最終的に韓国のカンに決まった。カンはこれまで重い打撃でZSTの選手たちを苦しませており、昨年12月にはNAKADAIを豪快にKOしている。小谷はZSTライト級王者となってから初の試合を勝利で飾ることが出来るのか?

 1R、お互い慎重に距離を取ってけん制し合う。それが長く続き、ファーストコンタクトはカンの前蹴りに小谷がタックルを合わせ、テイクダウンを奪った時だった。

 上になった小谷がマウントポジションを奪い、カンは暴れて脱出しようとする。小谷はカンを逃さずバックマウントを奪い、背後からのパンチ連打。片手でパンチを入れながらもう片方の腕をカンのノドに食い込ませ、一気にチョークスリーパーへ! これがガッチリと極まり、小谷が圧勝を収めた。

 小谷はマイクを持つと、「これが初代ライト級チャンピオンの実力だよ! いま30歳、今年で31歳だから足踏みしていられない。世界に挑戦したいです」とアピールした。

 試合後には、相手が二転三転したことで「負けられないプレッシャーだけが大きくなっていき、今は何とか勝ててホッとしています」と心境を打ち明けた小谷。「(本来は)上の階級の選手なので、打撃を一発ももらわないように警戒して組みたいと思っていた」と言い、作戦通りに事が運べたと振り返る。

 そして、「いま自分は連勝中で勢いがあるので、強い相手とやりたい。上を目指すためには1回でも負けたらタイトルを返上するくらいの気持ちで臨みたい」と決意を語った。

 また、試合を観戦した前田日明リングス代表は、今回来日が中止となったロシア勢と小谷を「もちろん、やらせたい」と改めて試合を組むことを約束。「ロシア独特のパンチを経験して盗んで欲しい。それが出来たら小谷はアメリカへ行ってもメシが食えるし、逆に小谷とやりたいがために外国人選手が日本に来るくらいの選手になれる。そいつらから一本勝ちを奪えば、本当のメインイベンターになれるよ」と、今後の小谷の活躍を期待した。



▲チョークスリーパーで一本勝ちした濱岸正幸(奥)

▼セミファイナル(第12試合) RINGSルール 77.1kg以下契約 5分2R
○濱岸正幸(U-FILE CAMP 登戸)
一本 1R1分56秒 ※チョークスリーパー
●イケ・クリス(アメリカ/総合格闘技道場DOBUITA)

 2・11新宿FACE大会で1Rわずか34秒、Sinに背後からのパンチ連打でTKO勝ちしたクリス。この横須賀在アメリカ人選手を、昨年ウェルター級タイトルに挑戦した濱岸が迎え撃つ。

 1R、勢いよくパンチとヒザ蹴りで攻めるクリスに場内からどよめきが起こる。

 クリスのパワフルなフックに濱崎はタックルで対抗。胴タックルでテイクダウンし、サイドポジションに移行する。濱崎はさらにバックに回り、チョークスリーパー! 鮮やかな一本勝ちを飾った。




▼第11試合 RINGSルール 61.2kg以下契約 5分2R
○村田卓実(和術慧舟會東京道場)
判定3-0
●房野哲也(ふさの・てつや/リバーサルジム横浜グランドスラム)

 昨年ZSTに復帰した村田は、1月の組み技限定大会『プロ・アマGT-F賞金争奪トーナメント』で優勝。勢いに乗って昨年バンタム級タイトルに挑戦した房野と対戦する。

 1R、お互いにジャブを突き、村田は左ミドルと右ロー。圧力をかける村田が肩で体当たりするようにしてタックルに入り、房野はコーナーを背にする。

 ブレイク後、村田が右ハイキック! 房野はすぐにタックルへ行くが、村田が投げて上を奪う。立ち上がる房野のバックを奪う村田。さらに背後からパンチを見舞う。村田がバックをキープしたままラウンドを終了した。

 2R、房野はローキックから左フックをヒットさせ、胴タックルで組み付く。

 倒れるのをこらえた村田が首投げで逆にテイクダウンし、上になる。一度は立ち上がる房野だったが、村田が背後から再び倒してパンチを見舞う。房野は腰を上げて村田を前に落とそうとするが、村田はバックに付いたまま離れない。最後は村田が上になり、抑え込んだまま試合終了。村田が判定勝ちした。

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