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【ライズ】番狂わせ、12連勝の小宮山を一刀がストップ

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2013/09/13(金)UP

RISEクリエーション
「RISE 95」
2013年9月13日(金)東京・後楽園ホール

▲小宮山(奥)からダウンを奪った一刀(手前)

▼メインイベント(第11試合) SuperFight! -60kg契約 3分3R延長1R
○一刀(日進会館/初代RISEフェザー級王者)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-28
●小宮山工介(北斗会館/第3代RISEスーパーフェザー級王者)

 RISEスーパーフェザー級王者・小宮山とRISEフェザー級王者・一刀の王者対決。2010年から破竹の12連勝とまさに“無敵”状態の小宮山に、キレのあるパンチと執拗なボディ攻撃&抜群のディフェンス能力を誇る一刀が挑む。

 1R、相手のパンチをブロック、またはかわしながら前蹴り、ロー、ワンツーを入れる小宮山。一刀は頭を常に左右に振り、小宮山が得意の顔面前蹴りを当てさせない。

 2R、右ハイキックから後ろ廻し蹴りを放つ小宮山。蹴りを上中下に放ち、ヒザ蹴りを突き刺していく。一刀のパンチはボディワークとステップワークでかわす。しかし、後半になると距離を詰めた一刀が左フックをヒットさせる場面も。

 3R、小宮山が三日月蹴りから左フック、一刀も左フックをヒットさせる。小宮山は後ろ蹴りから左フック。

 小宮山が手数を増やしてきたかに見えたその時、グッと近付いた一刀が右フックからの左フックでダウンを奪う。

 この時点で残り時間は50秒。小宮山は右ストレート、左フックで逆転KOを狙うが、一刀はディフェンスして試合終了。判定3-0で一刀が番狂わせの勝利を収め、小宮山の連勝をストップした。



▼セミファイナル(第10試合) SuperFight! ライトヘビー級(-90kg)3分3R延長1R
△上原 誠(士魂村上塾/初代ライトヘビー級王者)
ドロー 延長R 判定1-0 ※10-9、10-10、10-10
△キム・ネイチュル(韓国/Team Possi Gangnam/IKFヘビー級王者)
※本戦は三者とも30-30

 3月にRISEライトヘビー級王者となった上原が、半年ぶりの試合に臨む。6月に弟を不慮の交通事故で亡くし、一時は引退も考えたが、弟のためにも世界一になることを決意しての参戦だ。

 キムは現在MMA(総合格闘技)で試合をしているが、元々はキックボクサーでK-1アジア大会にも参戦した。キックボクシングとMMAで合計29戦しており、22勝(10KO)7敗の戦績を持つ。ニックネームは“突撃隊長”。

 1R、パワフルなパンチで突撃するキムに上原は右ロー。終盤に上原が右のパンチを当てる。

 2R、上原の左フックをもらったキムは左右フックの連打。上原がクリーンヒットを奪うが、キムは連打で猛突進する。

 3R、パンチで突撃するキムに上原が左フック、右ハイ。上原がパンチを一発当てては両者クリンチという展開が続き、本戦の判定はドロー。

 延長戦になると上原がパンチで突っ込んで行く。さらに右ローを狙い打ちにすると、キムがグラつく場面も。しかし、タフなキムも最後まで左右フックを打ちに行き、この試合はドローに終わった。

 上原は「今回、6カ月ぶりに参戦させていただきましたが、このような試合をして申し訳なかったです。天国の弟のためにも、もっと強くなって勝利できる兄になろうと思います」と、涙ながらに語った。



▼第9試合 第2代RISE QUEEN(48kg)決定戦 3分5R無制限延長R
○神村エリカ(TARGET/WPMF世界女子ミニフライ級王者)
判定3-0 ※49-48、49-48、49-47
●紅絹(フォルティス渋谷/J-GIRLSミニフライ級王者)
※神村が第2代王座に就く。

 初代女王のRENAがタイトルを返上したために、同王座を懸けて神村と紅絹が対戦する。J-GIRLSミニフライ級王座に続いての2冠王を狙う紅絹は、現在7戦して負けなし。神村は通算6本目のベルト獲得を狙う。

 1Rは両者とも慎重で静かな立ち上がりとなり、2Rになると神村が右ミドルから右のストレート。紅絹は飛び込んでのアッパーからフック。紅絹が細かくパンチを当てていく。

 3R、神村が前に出て蹴りからパンチで攻めるが、紅絹も打ち返す。神村が組みに行ったところで偶発的なバッティングとなり、神村が左目上から出血。傷が深いため紅絹にはイエローカードが提示される。右で蹴りまくる神村に、紅絹は左ストレートを狙い撃ち。

 4R、右ミドルからの左フックを連続してヒットさせる神村だが、紅絹もフックを打ち返す。神村は流血がひどくなり、2度目のドクターチェック。ラスト30秒で打ち合いに来た紅絹に神村が右ミドル。

 5R、神村が左ジャブと右ミドルを連続ヒットさせ、紅絹はボディを攻める。紅絹がパンチを打ってくると右ミドルで迎え撃ち、パンチから組んでのヒザ。

 判定は3-0で神村が勝利。神村は病気のため引退した同門のDykiの元に座り込み、うれし涙を流した。

 神村は「初めて試合で血だらけになったけれど勝ててよかったです。Dyki君がベルトを獲って引退してしまったけれど、バトンを渡されたと思ったので私も獲れてよかった」と、志半ばで引退したDykiの想いを背負っていたことを明かす。

 そして「次は羅王丸がヘビー級のチャンピオンになるし、RISEのヘビー級のベルトは羅王丸が一番似合う。いいバトンを渡したと思うので獲って欲しい。キックはターゲットが世界一です」と、同門の羅王丸に檄を飛ばした。

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