2014/12/20（土）UP
（最終更新：2014/12/22 11:55）

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

▲田嶋（右）得意の蹴りで距離を保ち、紅絹（左）を簡単には入らせなかった

J-NETWORK
「J-NEXUS 2014 ～男女祭り～」
2014年12月20日（土）東京・ディファ有明

▼第15試合　WPMF提供試合　WPMF日本女子アトム級王座決定戦　2分5R
○田嶋はる（アクティブJ三軒茶屋/reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE/第2代J-GIRLSミニフライ級王者）
判定3－0　※50-47、49-47、49-47
●紅絹（もみ/NEXT LEVEL渋谷/J-GIRLSミニフライ級王者）
※田嶋が新王座に就く

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　両者は2008年11月、J-GIRLSミニフライ級王座決定トーナメント決勝戦で対峙し、2－0の判定で田嶋が勝利して王座を戴冠した。

　2010年10月に田嶋は引退を表明したが、今年5月に復帰。対する紅絹は2012年11月にJ-GIRLSミニフライ級王座を獲得した。J-NET女子の試合で、他団体のベルトを懸けた一戦が行われるのは史上初だ。

　1R、紅絹は左右ロー、田嶋は右ミドル。田嶋が飛び込んでの右ストレートをヒットさせるが、紅絹も終了間際に左フックでお返しする。

　2R、田嶋は蹴りで距離を作り、紅絹が入ってくると首相撲に捕まえてのヒザ蹴り。飛び込んだ紅絹のパンチも田嶋を捉える。

　3R、胴タックルのような組み付きを多用する紅絹に田嶋はヒジ。ボディにパンチを入れようとする紅絹に田嶋の右ヒジがヒットする。

　4R、紅絹は左フックから入るが、すぐに組んでしまい田嶋の首相撲に捕まってヒザをもらう。田嶋は紅絹の入り際にヒジも合わせる。紅絹は攻めあぐねる状態が続く。

　5R、紅絹の左ストレートで田嶋が2度仰け反る。紅絹が右ボディブローからの右フック、左ストレートで逆転を狙うが、時すでに遅し。田嶋が判定勝ちで再戦も制した。

　両者は抱き合って健闘を称え合い、2009年7月のJ-GIRLSタイトルマッチで神村エリカに敗れて以来のベルトを巻いた田嶋は号泣。「一度引退してから、どうしてもやり残したタイ人との対戦がしたいと思い期間限定で復帰しました。タイ人と対戦して世界タイトルをとるのが目標です。定めた目標を達成できるように頑張ります」とマイクアピール。

　そして、「6年ぶりに紅絹ちゃんと戦えて、苦しかったけれど凄く楽しかったです。セコンドが持っている遺影は私の大切な仲間です。10月に子宮頸がんで他界しました。女性の皆さん、一度でいいから子宮頸がんの検査をしてください」とメッセージを送った。
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▲和製ムエタイスタイル対決は渡辺（左）に軍配が上がった

▼第18試合　トリプルメインイベント　J-NETWORKスーパーバンタム級タイトルマッチ　3分5R
○渡辺優太（チューティンムエタイジム/J-NETWORKスーパーバンタム級2位・挑戦者）
判定3－0　※49-48、49-48、50－49
●炎出丸（ひでまる/クロスポイント吉祥寺/J-NETWORKスーパーバンタム級王者、REBELS-MUAYTHAI同級1位）
※渡辺が新王座に就く。炎出丸は初防衛に失敗。
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　炎出丸は徹底して首相撲に相手を捕らえ、ヒザ蹴りを連打する“地獄のヒザ”を武器に、2013年3月に同王座を獲得。今回が初防衛戦となる。