2015/12/01（火）UP
（最終更新：2015/12/07 19:07）

シュートボクシング協会
「SHOOT BOXING 30th ANNIVERSARY “GROUND ZERO TOKYO 2015”」
2015年12月1日（火）東京・TDCホール
観衆＝3,310人（超満員札止め＝主催者発表）

弘中（左）に左ハイを見舞うサワー（右）

▼第13試合　メインイベント　エキスパートクラス特別ルール　71kg契約　3分3R無制限延長R
○アンディ・サワー（オランダ/S-cup世界トーナメント2002・2004・2008・2012王者、K-1 WORLD MAX世界トーナメント2005・2007王者）
判定3－0　※三者とも30－27
●弘中邦佳（マスタージャパン/修斗世界ウェルター級王者）

　宍戸、坂本、南国超人、MASAYAら主力選手が次々と他競技の選手に敗れ、壊滅状態となったシュートボクシング（以下SB）勢。メインではSBの守護神サワーが元・修斗世界王者の弘中を迎え撃った。

　1R、サワーは左右ローを蹴りながら、右ストレートと右フックを狙う。

　サワーのパンチをもらい、組み付くとヒザを入れられるなどなかなか攻め手が出ない弘中だったが、後半は右のパンチを繰り出す。しかし、サワーの左ローにグラつき、首相撲からのヒザ蹴りをもらう。

　2R、弘中は胴に組み付いて投げを狙おうとしたが、サワーが防ぐ。

　離れるとサワーがコーナーへ追い詰めて左ボディブロー、右ストレートを突き刺す。サワーの左右フックボディブロー、ローをもらい続ける弘中だが、ガードを固めて耐えしのいだ。

　3R、前に出るサワーに組み付いた弘中だが、サワーは押されたふりをして自ら倒れ投げを防ぐ。

　逆に弘中に組み付くとバックを奪って投げようとする場面も。パンチでコーナーへ追い詰めたサワーは、両足タックルで弘中をテイクダウンさせる余裕。立ち上がるとワンツー、ロー、ハイキックで弘中を追い詰めていった。

　ラスト30秒、パンチで打ち合いにいった弘中だが、サワーからクリーンヒットを奪うことが出来ずに試合終了。

　判定3－0でサワーが弘中を返り討ちにした。サワーはマイクを持つと「今回は年末RIZINのリハーサルとして力を尽くそうと思いましたが、怪我もあったので全力は年末のRIZINで見せます。RIZINでMMAをやります。ぜひ見に来てください」とアピールした。

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鈴木（右）と打ち合うゾウガリー（左）

▼第12試合　65.5kg契約　エキスパートクラス特別ルール　3分3R延長無制限
○ザカリア・ゾウガリー（オランダ/Melvin F＆F/S-cup65kgトーナメント準優勝）
判定3－0　※30－26、30－27、30－26
●鈴木博昭（ストライキングジムAres/SB世界スーパーライト級王者、S-cup65kg世界トーナメント2014王者）

　両者は昨年4月に開催されたSB豊川大会で初対戦。当時プロ戦績わずか10戦足らずだったザカリアが、鈴木を相手に大激戦を展開。鈴木が判定勝利を収めた。そして同年11月に開催されたSBワールドトーナメント『S-cup』の決勝戦でも対戦し、再延長Rで鈴木が勝利。しかし、その2戦はいずれも接戦で、今回が真の決着戦と両者は戦前口にした。