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【RIKIX】那須川が飛びヒザで宮元をKO、梅野は苦戦ドロー

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2016/03/12(土)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

国内55kg級最後の敵ともいえる宮元(左)にも圧勝した那須川(右)

RIKIX
「NO KICK NO LIFE 2016」
2016年3月12日(土)東京・大田区総合体育館

▼第8試合 セミファイナル 55.4kg契約 3分5R
○那須川天心(TARGET/第6代RISEバンタム級王者)
KO 2R 26秒 ※左飛びヒザ蹴り
●宮元啓介(橋本道場/WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーバンタム級王者)

 11戦全勝の那須川が今回対戦するのは、WBCムエタイ・インターナショナル王者の宮元。空手仕込みの多彩かつ鋭い蹴り技を得意とし、攻撃力に定評がある。

 宮元は本来、那須川が優勝した昨年8月のBLADE FC JAPAN CUP 2015 -55kgトーナメントに出場が決まっていたが、拳の怪我により欠場。那須川の対抗馬と目されていただけに、今回が満を持しての直接対決となった。

 また、今回の試合は、那須川にとって初挑戦となる3分5R制(これまでは3分3R延長ありで戦ってきた)のキックボクシングルールで行われた。ヒジ打ちは禁止となるが、RISEでは反則となる首相撲からのヒザ蹴り連打を始めとする相手をつかんでの攻撃が無制限となる。

 1R、那須川はジャブを多用し、宮元は右ミドルを狙い撃ち。那須川は左ロー、左ハイも繰り出し、またジャブを突き刺す。顔面への前蹴りもヒット。宮元は首相撲で組んでのヒザ蹴りにいくが、那須川も首相撲に対応して蹴り返す。

 2R、那須川は左ストレートをヒットさせ、下がった宮元にロープを背負わせて左右の連打。防御に徹する宮元だが那須川の速い連打をもらい、防戦一方に。そこへ那須川が左飛びヒザ蹴り。

 宮元は大の字になって倒れ、カウントが数えられたが、レフェリーは途中でカウントをストップして那須川のKO勝ちを宣告。宮元はしばらく立ち上がることが出来なかった。

 勝利者インタビューを受けた那須川は、「前回の試合で判定になってしまって、あれは焦ってというか余裕ぶってしまったので、今回は冷静に倒そうと戦いました」と試合を振り返り、「55kgで僕、最強ですよね?」と観客に問うと、大歓声が沸きあがる。「そうだと思いますので、どの選手とでもやります」と高らかに宣言した。

【テクニック動画】スゴ技vol.1 那須川天心のスーパーマンパンチ
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【動画】那須川天心の強さの秘密とは!? 練習に密着
  


梅野(右)はダウンを奪われ、猛反撃で挽回するもドローに終わった

▼第9試合 メインイベント 59.2kg契約 3分5R
△梅野源治(WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者/PHOENIX)
ドロー 判定1-0 ※48-47、48-48、48-48
△スターボーイ・クワイトーンジム(タイ/元WPMF世界フェザー&スーパーフェザー級王者)

 スターボーイは長嶋大樹に1R2分35秒でKO勝ち、SHIGERUに1R1分42秒でTKO勝ちと2人の日本王者を速攻で破っているWPMF世界二冠王。梅野がこのスターボーイに日本初黒星を付けることが出来るか、注目された。

 スターボーイはかつて梅野をヒジ打ちでマットに沈めた、現K-1 WORLD GP -65kg王者ゲーオの名前とK-1のロゴが入ったトランクスを着用。K-1のロゴ入りアンクルサポーターも着用している。

 1R、梅野が左ローを狙い撃ち、右ストレート、右フック、右アッパーと右のパンチを叩き込んでいく。スターボーイは左ミドルを返し、様子見か。ラウンド終了のゴングが鳴っても組み付いて離さないスターボーイを梅野はにらみつける。

 2Rも梅野が左ローと右のパンチで前へ出る。スターボーイが何度もロープを背負い、そこへ梅野が連打で攻め込んだ。梅野の左ローにバランスを崩すスターボーイ。ラウンドが終了すると、梅野は首を刈るポーズ。

 3R、梅野の左ローに右ストレートを連打してきたスターボーイ。梅野はロープを背負ったスターボーイに右アッパーから左フック。しかし、これは罠だった。梅野が打って来たところにスターボーイが振り下ろすような右ヒジ。梅野がダウン。

 何とか立ち上がった梅野にスターボーイは右ヒジを強打する。スターボーイは前に出てきた梅野に右ハイ、右ヒジ。 ついに出血した梅野だが、スターボーイも梅野のヒジで出血。両者がドクターチェックを受ける。

 4R、ダウンの失点を奪い返すべく前に出る梅野。右アッパー、左フック、さらに右縦ヒジを叩きつける。スターボーイは首相撲を多用し始め、梅野を転倒させるが負けじと梅野も転倒し返す。梅野の右アッパーがスターボーイのアゴをかち上げる。

 場内が大歓声に包まれる中、最終Rのゴングが鳴った。距離を取るスターボーイに詰める梅野。逃げ切り体勢に入り、組み付きを多用するスターボーイに梅野は右アッパー、さらに左右フック。

 組みにきたスターボーイに右ストレートを当てる梅野。スターボーイは連打を許さず組んでくる。梅野の左ミドルに同じ左ミドル、前蹴りでスターボーイが突き放し試合終了。

 両者が手を上げて勝利をアピールし、判定へ。ジャッジ1名が梅野を支持したが、ドローとなった。

 試合後、梅野は「1Rから動きが悪かった。体重が落ちにくくて減量が上手く行かなかったのもあるが、自分の技術不足です。今回注意しようと思っていたのに、これまでと同じパターンでダウンを取られてしまった」と反省しきりだった。

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