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【レベルス】歴史的快挙、T-98が史上6人目の外国人ラジャダムナン王者に

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2016/06/01(水)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

ラジャダムナンタイトルマッチで勝利し、セコンド陣と大喜びするT-98

Def Fellow
「REBELS.43」
2016年6月1日(水)東京・後楽園ホール

ナーヴィー(左)をパンチで追い込むT-98(右)

▼第8試合 メインイベント ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級タイトルマッチ 3分5R
○T-98(クロスポイント吉祥寺/ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級5位・挑戦者)
判定3-0 ※49-48、49-48、48-47
●ナーヴィー・イーグルムエタイ(タイ/ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者)
※T-98が新王座に就く。

 WPMF世界ミドル級王者、REBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王者、INNOVTIONスーパーウェルター級暫定王者の三冠王T-98が、ムエタイ最高峰の二大王座のひとつラジャダムナンスタジアム王座に挑戦した。

 1R、T-98のローをスネでブロックして左右ミドルを蹴り返すナーヴィー。ゆったりとしたリズムで進んでいたが、終盤にT-98が左フック、右ボディストレート、左ボディブローをヒットさせる。

 2R、T-98のボディブローが次々とヒットすると、ナーヴィーは首相撲に持ち込みヒザを蹴る。

 ヒザを多くもらうT-98だがヒジをクリーンヒット。しかし、ナーヴィーはしつこく首相撲に持ち込んでヒザを蹴る。

 3R、ナーヴィーは大きく距離をとって左右ミドルを当てていく。しかし、T-98の左右フックと右ローをもらって後退。T-98のワンツーでコーナーへ追い込まれる。

 さらに右ローをもらって足を気にするナーヴィー。圧倒的攻勢だったT-98だが、左右ミドルをもらっているのがどう判定に響くか。

 4R、ナーヴィーの右ミドルでわき腹が赤黒く腫れるT-98。右ストレート、左フック、ボディブロー、さらに左アッパーとパンチを次々ヒットさせていくが、ナーヴィーのヒザをもらう。

 パンチとローで圧倒的な攻勢をかけるT-98だが、ムエタイの採点で高く評価されるミドル、ヒザをもらってしまう。

 5R、ナーヴィーが左右ミドルと右ハイをヒットさせる。T-98も負けじとパンチで攻め込み、右ローを蹴る。T-98のストレートがヒットするとすかさず首相撲に持ち込むナーヴィー。

 終盤にコカされて転倒したT-98だが、すぐにパンチで攻め込む。そしてT-98の右ストレートでナーヴィーがガクッと両膝を折り、場内は大興奮。

 終了のゴングと同時にT-98は勝利を確信してのガッツポーズ、場内にもT-98コールが鳴り響く。そしてラジャダムナンから招かれたタイ人ジャッジ3名による判定が告げられ、勝者はT-98。

 ムエタイ500年の歴史上、タイ人以外では5人しか巻いたことがないラジャダムナン王座のベルトが、6人目となるT-98の腰に巻かれた。

 場内が興奮に包まれる中、満面の笑顔を浮かべたT-98は「ラジャのチャンピオンになったのは日本人で5人目なので、次はタイに乗り込んで防衛したいと思います」と、いまだ誰も成し遂げたことがない敵地タイでの防衛を目標に掲げた。

 控え室でのインタビューでは、「勝因はチームワーク。蹴られてしまって焦ったんですが、セコンドから“冷静になれ”と言われたのが大きかった。2Rから相手が組んできたので、付き合わずパンチで行け、一発で終わらず2~3連打で行けとアドバイスされました。パンチは露骨に嫌がっていましたね」と勝因を語ったT-98。

 そして「日本は僕のホーム。敵地で防衛してこそ本物です」と、改めてタイでの防衛を誓った。

●編集部オススメ動画

・T-98がTOMOYUKIを飛びヒザ蹴りでKO
・TKO勝ちでT-98がINNOVTIONスーパーウェルター級暫定王者に


ダウンを奪った小笠原(左)が内藤(右)との接戦を制した

▼第7試合 セミファイナル RISEバンタム級次期挑戦者決定トーナメント準決勝 REBELSルール 55.5kg契約 3分3R
○小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/REBELS52.5kg級王者)
判定3-0 ※29-28、30-28、30-27
●内藤大樹(ストライキングジムAres/シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者)
※小笠原が決勝へ進出。

 小笠原はフライ級から徐々に階級を上げ、RISEバンタム級王者・那須川天心と対戦するために今年3月の試合でKO勝ち後、55kg級転向を表明。対する内藤はシュートボクシング軽量級のエース格で、昨年8月に開催された『BLADE FC JAPAN CUP 2015 -55kgトーナメント』では決勝へ進出。決勝戦では那須川に敗れたものの、各団体の王者・トップランカーが集ったトーナメントで準優勝を果たして実力を証明した。

 那須川天心が保持するRISEバンタム級王座への挑戦者を決めるトーナメント準決勝で、両雄が激突した。

 1R、小笠原が左ミドルからのバックハンドブローでダウンを奪う。内藤は焦った様子もなく立ち上がるが、小笠原の左のパンチと左ミドルを連続して被弾。内藤は蹴り返しでローをヒットさせていく。

 2R、小笠原は左ストレートを何度も入れ、前蹴りで吹っ飛ばす。内藤はパンチが空を切る場面が目立ち、小笠原が強い当たりではないがパンチ、蹴りを当てる場面が目立つ。

 3R、右フックとボディで攻める内藤に小笠原は左ストレートと左ミドルで応戦。内藤の圧力に押され、やや疲れが見える小笠原だが、攻撃は的確に入れていく。

 パンチで前に出る内藤に小笠原はディフェンシブになるが、クリーンヒットはもらわないまま試合を終えた。

 判定は3-0で小笠原が勝利。リングにはすでに決勝へ進出を決めている村越優汰が上がり、「次、7月決勝の相手が決まりましたが、自分が目指しているのはその先の那須川選手なのでここでつまづいているわけにはいきません。自分がきれいに相手を悶絶させて倒します」と宣戦布告。

 小笠原は、「今回が55kg初の試合で、日本人実質2位の内藤選手に勝ちました。内容は見ての通り。実質2位に勝って本当はこのまま天心君とやりたいですが、トーナメントなので村越君とやるしかないです。もう1回55kgで自分の実力を試したい」と、控えめにアピールした。

●編集部オススメ動画
・小笠原瑛作が藤原あらしを1RでKO、世代交代

●次ページはハチマキvs渡辺理想のタイトルマッチ、日菜太vsダウディ

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