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【Krush】寺戸がK-1のボンジョバーニを初回KO

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2016/09/30(金)UP

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松倉(右)のボディにヒザを突き刺す廣野(左)

▼セミファイナル(第7試合) Krush -70kg次期挑戦者決定戦 3分3R・延長1R
○廣野 祐(NPO JEFA/元J-NETWORKスーパーウェルター級&ミドル級王者)
判定3-0 ※30-28、29-28、30-28
●松倉信太郎(TRY HARD GYM/Krush YOUTH GP 2012 -70kg級優勝)
※廣野が挑戦権を獲得。

 Krush -70kg王者ジョーダン・ピケオー(オランダ)への挑戦権を懸け、廣野と松倉が激突。

 廣野はJ-NETWORKスーパーウェルター級&ミドル級王座の2階級制覇に成功し、24勝(6KO)11敗1分の戦績をもつ31歳。前回7月大会では秋元和也をKOで仕留めている。

 対する松倉はK-1甲子園2009 -70kg級で優勝して注目を集め、Krush YOUTH GP 2012 -70kg級も制覇。-70kg級の日本人ホープとして期待されたが、ここぞというところで負けを喫し、タイトルマッチまで辿り着いたことがない。しかし、中国で2戦を経験して前回はKO勝ちを収めており、再び上昇気流に乗っている。

 1R、サウスポーの廣野はいつも通り左インローを連発してパンチへつないでいく。松倉は強い右ミドルを放つ。廣野はどんどん距離を詰めて松倉を追い詰め、顔面とボディにパンチをヒットさせてヒザも突き刺す。仰け反る場面が目立つ松倉。

 2R、強烈な左ミドルをヒットさせる松倉だが、廣野は距離を詰めて顔面とボディにショートのパンチを細かく入れ、左ストレートを叩き込む。廣野の接近戦に苦しむ松倉。接近戦での左ハイで松倉は右目上をカットして流血、ドクターチェックを受ける。再開後、打ち合いに出る松倉だが、廣野の接近戦に手が出なくなる。

 3Rは最初から打ち合い。ビッグパンチを放つ松倉に、廣野は細かく手を出し続ける。アゴ、ボディへヒザを突き上げ、頭をくっつけてのボディへのパンチ連打。松倉をロープに釘付けにする。廣野の手は最後まで止まらず、廣野が判定勝ち。王者ピケオーへの挑戦権を手に入れた。

 廣野はマイクを持つと、「正直、世界との差は広いですが今からでも努力すれば縮まる。あとピケオーは日本人をナメているのでぶっ飛ばしたいと思います」と王座奪取を誓った。

●編集部オススメ記事
・廣野vs松倉でピケオーへの挑戦権を争う
・ピケオーがKO防衛、生涯王者を宣言 

●次ページ:前Krush -70kg王者・中島弘貴の再起戦

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