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【新極真会】入来建武が涙の初優勝、決勝で王者・島本にリベンジ達成

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2016/10/23(日)UP

再延長までもつれる一進一退の攻防を繰り広げた将口(左)と菊川(右)

<女子の部> 

▼決勝戦
◯将口恵美(愛知山本道場)
延長2回 判定4-0
●菊川結衣(芦原会館) 

 女子の決勝戦は、2011年の体重無差別の世界王者で2012年の全日本王者・将口と、一昨年の世界選手権4位で昨年の全日本準優勝の菊川が対戦。菊川は突き刺すような胸元への突きの連打から上段への前蹴りで攻める。将口は胸を打たれながらボディへの突きとヒザ蹴りを返す。

 本戦で決着がつかず延長に入ると、将口も菊川の胸元に突きを返していく。将口の突きが菊川の顔面に流れ注意1が与えられるが延長戦は引き分け。再延長では、菊川は突きよりも下段蹴りを多く出すが、将口は菊川の胸元を突き続けると、中盤で菊川の動きが一瞬止まる。その瞬間から将口は菊川を追い詰める。将口のヒザ蹴りで菊川はバランスを崩す場面も。その後は、将口が下段回し蹴りを連打し試合終了。

 判定で将口が勝利、5年ぶりに女子全日本王者に返り咲いた。試合後のインタビューでは、「優勝出来るなんて思ってなかったのですごく嬉しいです。前回のワールドカップ(世界ウエイト制)以降、怪我で良い結果が出せなくて昨年の世界大会後、引退を考えましたが、師範からも続けてくれと言われ、私も悔しかったので今回結果が出なかったら引退するということで出場しました。引退しなくて良かった。世界ウエイト制大会では重量級で女子の選手はまだ優勝してないので優勝したいです」と涙ぐんだ。


体格が一回り大きい藤原(左)を相手に突きの連打で前に出る菊川(右)

▼女子準決勝 第1試合
◯菊川結衣(芦原会館)
延長1回 判定5-0
●藤原桃萌(福岡支部)

 藤原は昨日の2回戦で優勝候補の加藤小也香(愛知山本道場)を破っている。菊川は一回り体格で上回る藤原に対し胸への突きの連打、そして前蹴りを放つ。藤原は突きで前に出るが、延長に入り菊川の胸の突きの攻撃で顔を歪める。藤原は菊川の下段蹴りにバランスを崩しヒザをつく。終盤さらに胸に思い切り叩き込む突きから下段蹴りの連打。菊川が判定で藤原を下した。


将口(左)が突きのラッシュで谷岡(右)を下がらせた

▼女子準決勝 第2試合
◯将口恵美(愛知山本道場)
判定5-0
●谷岡菜穂子(世田谷・杉並支部)

 将口は胸への突きとヒザ蹴りと接近戦で挑み、谷岡は下がりながら突きを出す。準々決勝で昨年の世界選手権で準優勝の南原を破ったときのヒザ蹴りはほとんど出ず、将口の突きと下段のラッシュへの対応に追われ、下がりながら下突きの連打で返すのが中心となった。将口が判定勝ちした。


昨年の世界選手権で準優勝の南原(左)にヒザ蹴りを入れる谷岡(左)

▼女子準々決勝 第4試合
○谷岡菜穂子(世田谷・杉並支部)
判定4-0
●南原朱里(福岡支部)

 昨年の世界選手権で準優勝の17歳・南原と谷岡の一戦。南原の突きの連打に身長、リーチで上回る谷岡はヒザ蹴りを合わせる。連打を止めない南原だったが、谷岡のヒザの連打に小さな体が宙に浮く場面も。判定4-0で谷岡が勝利。南原は準々決勝敗退となった。


<入賞者>

男子の部
優 勝 入来建武(東京城南川崎支部)
準優勝 島本雄二(広島支部)
3 位 前田勝汰(和歌山支部)
4 位 山田一仁(兵庫中央支部)
5 位 湯川智仁(群馬支部)
6 位 江口雄智(福岡支部)
7 位 前田優輝(和歌山支部)
8 位 加藤大喜(愛知山本道場) 

敢闘賞 湯川智仁(群馬支部)
技能賞 前田勝汰(和歌山支部)
試割り賞 16枚 島本雄二(広島支部) 

女子の部
優 勝 将口恵美(愛知山本道場)
準優勝 菊川結衣(芦原会館)
3 位 谷岡菜穂子(世田谷・杉並支部)
4 位 藤原桃萌(福岡支部)

敢闘賞 手島海咲(神奈川東横浜支部)
技能賞 谷岡菜穂子(世田谷・杉並支部)

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