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【新日本キック】志朗がKO勝ちで世界タイトル初防衛

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2017/05/14(日)UP

ISKA世界王座の初防衛に成功した志朗(左)とISKAインター新王座に就いた麗也(右)

新日本キックボクシング協会/治政館
「WINNERS2017 2nd」
2017年5月14日(日)東京・後楽園ホール

左フックを浴びせる志朗(左)

▼第11試合 スペシャルマッチ テレビ埼玉杯 ISKAムエタイ世界バンタム級(55kg)タイトルマッチ 3分5R
○志朗(治政館/BeWELL/ISKAムエタイ世界バンタム級王者)
KO 3R 1分50秒 ※左フック
●アドリアン・ロペス(スペイン/チームアドリアン/挑戦者)
※志朗が初防衛に成功。

 志朗は昨年1月のISKA世界ムエタイ世界バンタム級王者決定戦で、強豪ダニエル・マッグウォーンを判定で下して王座を獲得。今回が初防衛戦となる。挑戦者のロペスは母国スペインでムエタイのナショナル王座を獲得した実績を持つ新鋭だ。

 1R、さっそく得意のローを蹴り込んでいく志朗。パンチの距離になると、ワンツーからボディへのフックやストレートを積極手に放つ。ロペスは志朗が攻撃するたびに効いていないとアピールするが、右ローを受けると顔を歪め始める。志朗はローとボディへのストレートなどを的確にヒットさせてダメージを与え、終盤には右ハイでロペスを大きくぐらつかせる。

 2Rに入っても、志朗がローを効かせていく。劣勢のロペスも右ミドルを中心に手数を増すが、打ち終わりをローで狙われ徐々にペースダウン。たびたびロープ際へと追い込まれ、志朗の強烈な右フックを被弾する。

 3R、志朗はローを繰り出しながら前に出て、ロペスをコーナーに追い込むとパンチで畳み掛ける。前蹴りで突き放そうとするロペスだが、最後は志朗の左フックを被弾して崩れ落ちた。

 志朗が磐石の強さを見せ、KO勝ちでISKAムエタイ世界王座の初防衛に成功した。試合後にマイクを向けられると、「今日は母の日なので、お母さんにプレゼントしたいと思います」と笑顔を浮かべた。


右ストレートをヒットさせた麗也

▼第9試合 スペシャルマッチ テレビ埼玉杯 ISKAオリエンタルルール・インターコンチネンタル・フライ級(53.5kg)王座決定戦 3分5R ※ヒジなし
○麗也(=れいや/治政館/BeWELL/ISKA世界フライ級6位、元日本フライ級王者)
KO 3R 2分25秒 ※ヒザ蹴り
●ヘルダー・ビクター(ポルトガル)

 麗也は兄貴分のISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗と共に、タイでも積極的に試合をこなす21歳。当初はISKA世界フライ級4位タイ・バーロー(イギリス)と王座を争う予定であったが、大会直前にバーローが負傷により欠場することに。

 しかし、代わって参戦するビクターもISKAムエタイ・ポルトガル王者の強豪。アフリカ系選手特有の身体能力を活かした攻撃が特長だ。現在7連勝中の麗也は好調の勢いそのままに王座獲りなるか。

 1R、互いにジャブとローを繰り出す序盤。ヘルダーは細かいパンチの連打からハイとヒザを飛ばす。麗也は間合いを詰めてフックからアッパーのコンビネーション。

 2R、パンチをまとめる麗也。ボディへの強烈なフックを叩き込み、最後はローへとつなげる。ヘルダーも鋭いストレートで麗也を仰け反らせる場面を作るが、徐々にローを嫌がり始める。

 3R、麗也は左右のローでヘルダーの足を殺しながら、フックとアッパーのコンビネーションで攻め込む。さらに動きが落ちたところへ左右ボディフックとヒザ蹴りを見舞うと、ヘルダーがその場でしゃがみ込みダウン。

 10カウントぎりぎりで立ち上がるが、再びボディとヒザ蹴りを突き刺されると、またもしゃがみ込む。10カウント内に立ち上がることができず、麗也のKO勝ちが告げられた。

 右手を高々と掲げて喜ぶ麗也。初のISKAのベルトを腰に巻くと、昨年8月に不慮の事故死を遂げた親友の総合格闘家・秋葉尉頼の写真を手に、リング上で記念撮影に臨んだ。

●次ページ:メインイベントの劇的展開に会場大熱狂!

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