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【DEEP】ダークホース住村がGP優勝、新王者に

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2017/07/15(土)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

左フックでダウンを奪うなど、パンチの打ち合いで優勢になった住村(左)

DEEP事務局
「DEEP CAGE IMPACT 2017」
2017年7月15日(土)東京・後楽園ホール

▼第8試合 メインイベント DEEPウェルター級(77.1kg以下)GP決勝戦/第9代ウェルター級王者決定戦 5分3R
〇住村竜市朗(フリー) 
1R 3分48秒 ※公式結果は保留
●長谷川賢(フリー/第4代DEEPメガトン級王者)
※住村が第9代王座に就く。

 昨年10月に開幕した「DEEPウェルター級GP」(トーナメント)がついに決勝戦。決勝は優勝候補の長谷川と“ダークホース”住村で争われた。この試合は第8代DEEPウェルター級王者・中村K太郎がUFCとの契約によりタイトルの防衛戦を行うことが難しいためベルトを返上することとなり、第9代DEEPウェルター級王座決定戦として行われることに。

 1R、左肩をテーピングでガチガチに固めている長谷川だが、積極的にパンチを出していく。序盤はお互いにフェイントのかけ合い。長谷川がタックルで崩してからのパンチを放つと、住村も積極的にパンチを出し始める。

 住村の左フックで長谷川が倒れ込み、チャンスと見た住村が仕留めに行く。長谷川は走って逃げるが、両者が交錯した瞬間に長谷川がバッタリと倒れた。レフェリーが即座に試合をストップ。

 ダークホースのTKO勝ちに場内は大いに沸いた。しかし、ここで審判部から長谷川が試合続行不可能となり試合をストップしたが、最後は偶発的なバッティングだった可能性があるため公式裁定は保留との説明があった。

 勝敗は規定により、試合終了時までの判定が行われ3-0で住村が勝者となった。後日、映像で確認が行われ、最後が偶発的なバッティングだった場合は住村の負傷判定勝ち、有効打であった場合は住村のTKO勝ちとなる。

左フックが当たった直後か、バッティングにも見えた瞬間。後日VTR判定が行われる

 住村はマイクを持つと、「まぐれが3回(トーナメントで3勝したこと)起きました。ありがとうございます。長谷川選手は強くて最後はルール上、判定で勝ちになったのでよかったです。最近、みんなUFCに行きたいと言っていますが、僕は日本で活躍したい。面白い試合をする自信があるのでRIZINさん、僕を使ってください」と、リングサイドで試合を観戦していた榊原信行RIZIN CEOにRIZIN参戦をアピール。

 試合後のインタビューで住村は「右フックからの左フックが当たったと思います。頭を振りながら行ったからバッティングだと思われたのか。感動を返せって感じです」と振り返り、「地方(住村は淡路島出身)でもここまで来れるんだってことが証明出来てよかった」と、地方在住の選手たちに希望を与えたかったと話した。

 一方、敗れた長谷川は「完敗です。試合を作れなかった。今後どうするかは少し考えます」と進退を考えると語った。

●編集部オススメ記事
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上迫(右)の右ストレートが何度も石司(左)を捉え、石司の顔面は真っ赤に

▼第7試合 セミファイナル DEEPフェザー級(65.8kg以下)王者決定戦 5分3R
〇上迫博仁(チーム クラウド/和術慧舟會HEARTS/DEEPフューチャーキングトーナメント2013ライト級優勝)
TKO 3R2分29秒 ※サッカーボールキック
●石司晃一(フリー)
※上迫が第7代王座に就く。

 DEEPフェザー級王者・今成正和が怪我のため長期欠場となることが決まり、王座を返上。上迫vs石司で王座決定戦が行われた。

 上迫は2013年DEEPフューチャーキングトーナメント(新人王トーナメント)で優勝し、DEEPで8連勝を飾って『ROAD TO UFC JAPANトーナメント』のメンバーにも選出された強打者。対する石司は、早くから佐伯繁DEEP代表が太鼓判を押しているDEEP期待の新星で、プロ9戦無敗のまま5月にDEEPバンタム級王座に挑戦したが、判定3-2の大接戦で初黒星。2試合連続でのタイトルマッチというチャンスを得た。

 1R、圧力をかけて前に出てくる上迫に石司は右ローを狙い撃ち。上迫の強い右ストレートが何度もヒットする。上迫のジャブと足払いに惑わされる石司。右フックをヒットさせたところで石司が前に出たが、逆に左フックをもらってダウン。上迫がバックからパンチを連打してこのラウンドを終えた。

 2R、上迫は石司のパンチをかわして的確に右ストレートを当てていく。石司の顔が赤く腫れる。さらにジャブで追い込んでいく上迫。石司は左フックで大きく身体が泳いでしまいダウン寸前に。

 上迫はジャブでじわじわとダメージを与えていくが、石司の右ストレートがさく裂。逆転もあるかと思われたが、上迫はタックルで石司をひっくり返すと立ち上がり際にサッカーボールキック。両者とも顔面が血で真っ赤に染まる。

 3R、前に出てくる石司をジャブ&フットワークで迎え撃つ上迫。そのまま上迫が逃げ切るかと思いきや、上迫は再びタックルで石司の身体を浮かせて落とし、立ち上がろうとしたところへ右サッカーボールキック。

 石司の頭が大きく跳ね上がり、後ろへ豪快に倒れる。その瞬間にレフェリーが試合をストップ。上迫の壮絶TKO勝ちとなり、石司はしばらく立ち上がることが出来なかった。

 上迫はマイクを持つと、「ようやく目標としていたチャンピオンベルトを巻いて凄く気持ちがいいです。7月10日に妻が第一子を、男の子を生んだんですが、僕はまだ会えてないんです。明日、チャンピオンとして会えます」と、このタイトルマッチにそれだけ集中していたことを明かす。

 そして「僕の試合は面白かったでしょう? DEEPと言えば国内フェザー級で自分がぶっちぎりで強いと思うので、どんどん戦っていきます。僕のことを覚えてください」とフェザー級最強を証明していきたいと宣言した。

 また、試合後のインタビューでは「(最後の技は)昨日の晩、うどんを食べていたら思いついたんです。それで2Rにやってみたらいけそうでした。何回もやったらバレるので最後までやりませんでした」とのエピソードを明かした。

●編集部オススメ記事
・石司と王座争う上迫「本当の打撃を教えてやる」
・上迫博仁がSB王者の宍戸からダウンを奪い勝利

●次ページ:シングvsマルティネスのメガトン級タイトルマッチ

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