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【ボクシング】小西伶弥が初世界戦で大健闘も判定負け、カニサレスが新王者に

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2018/03/18(日)UP

下馬評ではカニサレス(右)だったが小西(左)が大健闘、惜しくも判定で涙を飲んだ

 3月18日(日)、神戸ポートピアホテルで行われたプロボクシングWBA世界ライトフライ級タイトルマッチはカルロス・カニサレス(25=ベネズエラ/同級1位)が、世界タイトル初挑戦の同級2位の小西伶弥(24=真正)に3-0で勝利した。

 カニサレスは一昨年の大晦日に王者だった田口良一(31=ワタナベ)に挑み引き分けたが、カニサレスは田口戦同様、1Rから全力でパンチを打っていく。小西も前に出てボディからアッパーをヒットさせ、お互い早々と打ち合いになる。
 しかし、3Rには開始30秒でカニサレスの右ストレートで小西はダウン。残り約2分、カニサレスは猛ラッシュをかけるが耐える小西。スタミナが落ちてきたカニサレスに小西は残り10秒でボディをヒットさせていく。

 4R以降、圧力をかけボディを集中する小西。右レバーブローが度々ヒットしカニサレスは沈みそうになる。小西が左レバーブローをヒットさせる度にクリンチで逃げるカニサレス。スタミナロスで大振りになったカニサレスのパンチは小西にヒットしない。

 6R には小西の左ボディブローが効きカニサレスは一瞬ガクッと膝が折れるなど小西が優勢に試合を進める。

 8Rになると回復してきたカニサレスが小西と対等に打ち合い始めるも10Rには小西のボディを嫌がるカニサレスはクリンチで逃げるシーンも。
 カニサレスは3Rにダウンを奪ったが以降押され気味でポイントは劣ると判断したのか11Rは積極的に前に出て攻め、最終の12Rは足を止めて打ち合いに。小西はカニサレスの連打に若干、防戦気味になるも、しっかりボディを返していく。判定は小西有利との見方もあったが、114-113 115-112 116-111の3-0と差がつきカニサレスが勝利し新王者となった。
 下馬評ではカニサレスが有利だったが対等以上の名勝負を演じた小西。王座は逃したが、次に期待したい。

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