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【ONE】小笠原裕典が高速回転ヒジで衝撃KOデビュー

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2018/06/24(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

小笠原(左)がONE初戦で鮮烈KOデビュー


ONE Championship

「ONE:PINNACLE OF POWER」
2018年6月23日(土・現地時間)マカオ・スタジオシティ・イベントセンター

▼ONE SUPER SERIES (ムエタイ) フライ級
小笠原裕典(26=クロスポイント吉祥寺/WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者)
KO 2R 2分54秒 ※右バックスピンエルボー
●ルイ・ボテーロ(23=ポルトガル)

 小笠原はアジア最大のMMA(総合格闘技)イベント『ONE Championship』と、日本人キックボクサーとしては初の契約。今大会でキックボクシング部門「ONE Super Series」でのデビュー戦を迎えた。直近では、2月の『REBELS.54』で元WPMF世界スーパーバンタム級王者・宮元啓介と引き分けている。

 1R、小笠原がロー、ミドルで距離を取る。しかし、ボテーロが左右フックで飛び込み組み付く。そこから首相撲となり同体で転倒する。
 
 2R、ボテーロがフックをまとめて放ち、小笠原のガードをこじ開ける。距離を開けたい小笠原は、そのボテーロの踏み込みに合わせて飛びヒザ。さらにヒジ、ヒザで迎撃し、ボテーロのボディにヒザ蹴りを突き刺す。

 そして、接近戦になると小笠原が高速の右バックスピンエルボーを一閃。これをテンプルに喰らったボテーロはダウンし、一度立ち上がるもフラフラでそのまま10カウント。小笠原がONEで衝撃のKOデビューを果たした。


ティン(右)が接戦を制した

▼ライト級 5分3R
○エブ・ティン(ニュージーランド)
判定3-0
●安藤晃司(33=NEVERQUIT)

 1R ティンが右ストレート、ハイ、右フックをヒットさせる。速い出入りでフックを打ち込み、離れるとハイを蹴り込むティン。しかし、安藤は最短距離をいく右ジャブと左ストレートをヒットさせる。序盤はティンの打撃に押された安藤だが、後半はノーモーションのパンチで対応した。
 
 2R、プレッシャーを掛ける安藤がコンパクトなパンチを打ち込み優位に立つ。ティンは嫌がっている様子。
 
 3R、距離が近くなり、安藤がショートレンジのパンチを連打する。安藤ペースで試合は進んでいたが、ティンが左ヒザを突き上げるとこれが安藤のアゴにヒット。腰が落ちる安藤にラッシュを仕掛けるティン。最後、必死に前進する安藤にティンが左右フックを叩き込んで試合終了。有効な打撃をヒットさせたティンがフルマークの判定勝ちを飾った。

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