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【M-ONE】KOUMAのヒジがさく裂、TKO勝ちで王座返り咲き

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2018/10/21(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

首相撲に来た竹内(左)にKOUMA(右)の左縦ヒジがさく裂

ウィラサクレック・フェアテックス
「M-ONE 2018 FINAL」
2018年10月21日(日)東京・新宿FACE

▼第11試合 WPMF日本スーパーバンタム級王座決定戦 3分5R
〇KOUMA(34=WSRフェアテックス荒川/元WPMF日本スーパーバンタム級王者)
TKO 2R 1分56秒 ※左縦ヒジによるカット→レフェリーストップ
●竹内将生(23=エイワスポーツジム/WMC日本スーパーバンタム級1位)
※KOUMAが新王座に就く。

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 WPMF日本スーパーバンタム級王者・渡辺優太が王座を返上。空位となった王座を、前同級王者のKOUMAとWPMF日本バンタム級王者など3冠王の竹内が争う。

 KOUMAはハードパンチャーで、気持ちの強さを前面に出すファイター。プロデビューは28歳と遅いが、3年後の2015年にWPMF日本スーパーバンタム級王座を獲得。昨年6月にはREBELS-MUAYTHAI同級王座も獲得した。しかし、11月にWPMF王座の初防衛に失敗、続いて今年4月にREBELS-MUAYTHAI王座からも陥落した。今回は王座返り咲きを狙う。

 一方、竹内は小学校から空手・キックボクシングを始め、2011年K-1甲子園東日本代表決定トーナメント準優勝。高校在学中にWPMF日本バンタム級王座を戴冠、2016年にはJ-NETWORK同級王座とMA日本スーパーバンタム級王者を獲得して三冠王となった。

 1R、KOUMAはいつも通りに両腕を低く構えた状態から飛び込んでのフックを放っていく。様子見の竹内はこのラウンドほとんど手を出さず、首相撲で一度KOUMAを転倒させたのと、KOUMAが入って来るところに右フックを合わせたくらいで初回を終えた。

 2R、竹内は左右ローキックを蹴って竹内との距離を取る。KOUMAは変わらず飛び込んでの左右フックで勝負。左のパンチで突っ込んできたKOUMAを竹内が首相撲に捕まえようとした瞬間、竹内の両腕の隙間へKOUMAが左縦ヒジ一閃。

 カットに成功してドクターチェックとなり、試合再開。竹内は一気にパンチで打ち合いに行くが、KOUMAの左フックをもらって倒れ込む。これはスリップだったが、レフェリーは竹内の流血を見て試合をストップ。KOUMAがTKO勝ちで王座に返り咲いた。

 KOUMAはマイクを持つと「竹内君、凄いテクニシャンだったので、カウンターを狙われているかなと思って最初は手が出せなくてすいません」と、カウンターを警戒していたと語った。

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ザリンファー(左)のワンツー強打に崩れ落ちる堀口(右)

▼第10試合 WPMF日本スーパーフェザー級王座決定戦 3分5R
●堀口貴博(35=WSRフェアテックス三ノ輪/WPMF日本スーパーフェザー級1位)
KO 1R 1分46秒 ※右ストレート
〇アリ・ザリンファー(26=イラン/WSRフェアテックスイラン)
※ザリンファーが新王座に就く。

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最初のダウンを奪った右ストレート

 WPMF日本スーパーフェザー級王者・中向永昌が王座を返上。空位となった王座を同級1位の堀口とイランから来襲したザリンファーが争う。

 堀口は全日本キックでランカーとして活躍し、2012年3月に一度引退するも、その後復活。今年の4月大会では、現J-NETWORKスーパーフェザー級王者のSHUN JANJIRAにバックスピンエルボーでダウンを奪って勝利している。

 ザリンファーは9月24日の『K-1』で行われた「K-1クルーザー級初代王座決定トーナメント」を制し、初代王座に就いたシナ・カリミアンと同門の後輩。WSRフェアテックスでは、今年6月にイラン支部を開設。WSR主催大会であるM-ONEに、イラン支部からの参戦第一号となった。

 堀口は1Rの出足から距離を詰めて左右ローキック、ワンツーを放つ。ザリンファーはフェイントをかけてプレッシャーを強め、左ミドルからの左ハイをヒットさせると首相撲からのヒザ蹴り、ヒジ打ちも繰り出し、ムエタイが出来るところを見せる。

 ここからアグレッシブに攻め続けるザリンファーが、右ヒジを直撃させるとコーナーに詰まった堀口へ右ストレートを強打。ダウンを奪う。明らかにダメージが残る堀口にザリンファーはヒジ、首相撲からのヒザ、ボディブローと攻撃を畳みかけ、ワンツー連打で腰を落とした堀口にダメ押しの右フック。

 レフェリーが試合をストップし、ザリンファーがKO勝ちで衝撃日本デビューを果たした。ザリンファーの腰にはチャンピオンベルトが巻かれ、来場していたカリミアンが手を挙げて祝福した。

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