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【NJKF】波賀宙也がムエタイ選手と接戦の末、悲願の世界王座獲得

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2019/09/23(月)UP


畠山(右)が栄基のボディ狙いに苦しむもダウンを奪って完勝

▼第10試合 S1ジャパントーナメント一回戦 65kg 3分3R
○畠山隼人 (30=E.S.G) 
判定3-0 ※30-26、30-26、29-26
●栄基 (32=エイワスポーツジム)

栄基(左)はミドル、テンカオとムエタイ仕込みの蹴り技を散らして畠山を攻める

 65kgでも開催されるS1ジャパントーナメント一回戦。畠山は2018年6月にNJKFスーパーライト級王座を獲得。昨年から今年1月にかけて3連勝を飾るも3月に山際和希にKO負け。4月には栃木のベルトコレクター・晃希をTKOで破り再起を果たした。無類のプレッシャーと一撃必殺のパンチを武器にトーナメント制覇を狙う。

 栄基はおととしの夏に一度引退するも、昨年4月に復帰。WMC日本ウェルター級・スーパーライト級のタイトルを立て続けに獲得している。復帰後は6戦5勝1分と負けなし。本格派のムエタイ技術を武器に世界へつながるS1トーナメントに挑む。

接戦の中、畠山(左)のパンチがさく裂したのは3R、二度のダウンを奪い試合を決める

 栄基の打ち終わりに畠山が返したフックがテンプルをとらえ、栄基の動きが止まる。栄基も左ミドル、右ローを返すが、畠山が前進し左右フックから右ボディでプレッシャーを強める。2Rは栄基が左ローから右ミドルで畠山の前進を止める。左ミドルで右腕にダメージを積み重ね、畠山の右が出なくなり手数が減る。栄基が右ミドル、テンカオで畠山のボディにダメージを与えていくが畠山は前進を止めず、ラウンド終了直前にコーナーに詰めパンチのめった打ちを見せる。公開採点では20-19で畠山支持が1名、19-19が2名と接戦。

勝利を収めたものの畠山はT決勝に向け「2か月鍛えなおしてきます」と反省しきり

 最終ラウンドには畠山が左右フックを上下に散らしプレッシャーを与える中、栄基が左ミドル、テンカオでボディ狙いを徹底していく。しかし畠山の飛び込みながらの左フックがついに栄基のテンプルをとらえダウン。立ち上がった栄基は左右ミドルで抵抗するが、ロープに詰めながらの連打を浴び、右フックで2度目のダウン。最後まで畠山のパンチにミドルとヒザで抵抗し3度目のダウンは拒んだが、大差判定で畠山が勝利。11月のトーナメント決勝へコマを進めた。

 決勝は11月30日の「NJKF 2019 4th」において、NJKFウェルター級王者・中野椋太 (誠至会)との一戦に決定。畠山は試合後のマイクで「これだと決勝で勝てるような内容ではないので、2か月で鍛えなおして決勝に臨みます」とさらなるレベルアップを誓った。


MA王者の宮崎(左)がシンダムのヒザ攻撃に大苦戦し思わぬ敗戦

▼第7試合 日泰国際戦 フェザー級 3分3R
●宮崎勇樹 (25=相模原Sジム/MA日本フェザー級王者)
判定0-2 ※28-30、29-29、28-30
○シンダム・ゲッソンリット (18=タイ)

 宮崎がスピードの速い左ジャブをテンポよく当て、右ストレート、右アッパーにつなげる。シンダムは強い左ミドル、首相撲からのヒザで応戦。離れてパンチは宮崎が優勢だが、組むと多少体勢が悪くてもシンダムがヒザを当てる。宮崎は右ストレート、右ボディをヒットさせるが、シンダムも左ミドルをよく当て徐々に押し込む形に。最終ラウンドは離れればテンカオ、組めばヒザ連打と徹底したヒザ攻撃でシンダム優勢、判定もジャッジ2名がシンダムを支持した。


ヒジでカットされた鈴木(左)がスタミナを活かした後半勝負で晃希に逆転KO勝利

▼第6試合 交流戦 63kg契約 3分5R
○鈴木翔也 (32=OGUNI/NJKFライト級王者) 
TKO 5R1分32秒 ※パンチ連打
●晃希 (24=team S.R.K/ DBSスーパーライト級王者) 

 立ち上がりは鈴木のパンチがヒットするが、晃希が左右ストレートから右ローをヒット。パンチを当てる晃希へ鈴木は首相撲でペースを引き寄せる。2Rに晃希の右フックで鈴木がダウンしたかに見えたがノーダウン。3Rに鈴木がヒジで左まゆ上を切られたが、4Rにはスタミナ切れの晃希から左ヒザでダウンを奪取。5Rにも左フックで1回倒し、最後はロープに詰めてパンチの連打を浴びせ、リングに倒れ込んだ晃希をみたレフェリーが試合をストップした。


終始ペースを握った一仁(左)が王者対決を制した

▼第5試合 交流戦 57.15kg契約 3分3R
●久保田雄太 (26=新興ムエタイ/NJKFスーパーバンタム級王者)
判定0-3 ※28-29、28-30、27-30
○一仁 (29=真樹ジムAICHI/J-NETWORKフェザー級王者)

 一仁が左ジャブ、左ミドルを鋭く突き刺し、久保田の前進に合わせ右ミドル、右ストレートをヒット。久保田の左ジャブに一仁が右ミドルを合わせボディを削り、組んでも首相撲で一仁がペースを握り久保田は後手に回る。久保田の右ミドルをキャッチしこかし追撃を許さない一仁が主導権を握り切って判定勝利。


▼第4試合 NJKF 66kg契約 3分3R
●野津良太 (32=E.S.G)
判定0-3 ※28-29、28-30、28-30
○洋輔YAMATO (25=大和)

▼第3試合 NJKF 60kg契約 3分3R
○梅沢武彦 (26=東京町田金子)
判定3-0 ※29-28、30-28、30-27
●吉田凛汰朗 (19=VERTEX) 

▼第2試合 交流戦 バンタム級 3分3R
●雨宮洸太 (22=キング)
KO 2分8秒 ※左フック
○七海貴哉 (22=G-1 team TAKAGI)

▼第1試合 交流戦 ライト級 3分3R(ヒジ無し)
●慎也 (19=ZERO)
KO 1R2分6秒 ※右ヒザ
○蓮YAMATO (20=大和)

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