2019/11/18（月）UP
（最終更新：2019/11/18 17:08）

加藤（白）の強烈なワンツー

全日本空道連盟
『2019 空道全日本選手権』（2P目）
2019年11月9日（土）愛知県武道館

▼準決勝
〇加藤和徳（大道塾吉祥寺支部/265/34歳）
延長　旗判定5‐0
●目黒雄太（大道塾長岡支部/232.7/27歳）
※延長で加藤が右ストレートで１ポイントを得る。
※体力指数差が30以上のため、双方の選手に金的蹴りが認められ、片方もしくは双方が掴んだ状態でのパンチや頭突きや蹴りやヒジ・ヒザなど一切の打撃（空道ではこれを加撃と呼ぶ）が禁止。

帯を引っ張るなど、意表を突く展開で惑わす目黒（青）

　ソムチャイ・ヌアナー（大道塾札幌西支部）、小芝裕也（大道塾関西宗支部）、押木英慶（大道塾新潟支部）から計５ポイントを奪った－230クラス5連覇の目黒と、佐藤迅（大道塾名古屋北支部）と伊藤誉紀（大道塾秋田支部）に2連続一本勝ちを収め、曽山遼太（大道塾岸和田支部）からはマウントパンチで計2ポイントを奪った加藤の対戦。

　深く体を沈めたり、逆に体を反らせたりといったトリッキーな動きからインローや金的蹴りで崩し、掴みにつなぐ目黒に対し、加藤は欲張らず、パンチ連打で圧力を掛けることに専念。投げ～寝技の攻防でも、両者が激しく上下入れ替わり、本戦から延長まで全般を通じて拮抗した展開が続いたが、延長戦終了の5秒前に、加藤の右ストレート→左フックの返しに効果（1ポイント）が与えられた。

果敢に打ち合う両者

▼女子決勝戦
〇今野杏夏　（大道塾多賀城支部/233）
再延長　反則勝ち
●大倉萌　（大道塾吉祥寺支部/210）

ジュニアクラス時代から、階級に違いこそあれ、ともに世界選手権で闘ってきた両者は、閉会式後、談笑

※延長で、大倉に反則１（掴みからの打撃）あり。延長は旗判定３（今野）－０、主審と副主審が引き分けを支持し、再延長となるも、再延長でポイントが入らなかっため、規定により旗判定なしで決裁。
※体力指数差が20以上30未満のため、片方もしくは双方の選手が掴んだ状態でのパンチや頭突きやヒジ打ちは禁止（蹴り技は可）。

　双方の選手のパンチが効果を支持する旗を1本得るも、3本には及ばず認定に至らない……という接戦。大倉が上段前蹴りで今野のアゴをカチ上げれば、今野は脚関節技を仕掛ける。最終的には、僅かに犯してしまった反則のポイントによって、今野が勝者となった。

■2019　北斗旗　全日本空道無差別選手権大会　結果
・男子
優勝　加藤和徳（大道塾吉祥寺支部）
準優勝　岩崎大河（大道塾総本部）
第３位　服部晶洸（大道塾横浜北支部）
第４位　目黒雄太（大道塾長岡支部）
第５位　寺口法秀（大道塾横浜北支部）
第６位　曽山遼太（大道塾岸和田支部）
第７位　加藤智亮（誠真会館東伏見道場）
第８位　押木英慶（大道塾新潟支部）

・女子
優勝　今野杏夏（大道塾多賀城支部）
準優勝　大倉　萌（大道塾吉祥寺支部）

・優秀道場賞（勝利ポイント多寡による団体戦）
第1位：大道塾吉祥寺支部
第2位：大道塾総本部、大道塾横浜北支部、大道塾岸和田支部（同率）

■2019 全日本空道ジュニア選手権大会　結果
・U11女子　34kg以下
優勝　日野光彩（大道塾帯広支部）

・U11女子　44㎏以下
優勝　長谷川愛生（大道塾長岡支部）

・U11男子　34kg以下
優勝　坂本天音（大道塾塩釜支部）
準優勝　佐藤烈翔（大道塾帯広支部）

・U11男子　44kg以下
優勝　遠藤誠也（大道塾仙台西支部）

・U13女子　44kg以下
優勝　五十嵐心桜（大道塾三沢支部）
準優勝　永橋心樹（大道塾長岡支部）

・U13女子　54kg以下
勝利者　千代谷遙佳（大道塾青森市支部）

・U13男子　44kg以下
優勝　篠原虎汰朗（大道塾帯広支部）
準優勝　小牧快十（大道塾四日市支部）

・U13男子　54kg以下
優勝　齋藤太一（大道塾仙南支部）

・U13男子　64kg以下
勝利者　増田悠人（大道塾筑紫野支部）

・U16女子　45kg以下　　
優勝　小川さくら（大道塾帯広支部）
準優勝　相内春花（大道塾青森市支部）