2020/10/26（月）UP
（最終更新：2020/10/27 17:42）

RISEランカーでもある石月が足利から2度ダウンを奪う圧勝で-60kg級王座を獲得

KROSS×OVER実行委員会
『株式会社秀拓 presents KROSS×OVER 9』＝第1部
2020年10月25日（日）東京・新宿FACE

▼メインイベント（第9試合）　KROSS×OVER KICK -60kg 第2代王座決定戦 3分3R（延長1R）
○石月祐作（KAGAYAKI/DBSスーパーフェザー級王者、RISEスーパーフェザー級6位）
判定3-0
●足利正和（TEAM Aimhigh）
※石月が第2代KROSS×OVER KICK -60kg王座を獲得

※この試合の速報動画（ノーカット）はこちら

石月（左）は序盤からコンビネーションをヒット

　石月は17年8月にRISEでプロデビュー。25歳デビューと決して早いスタートではなかったが、着実に白星を積み重ね、今年8月にDBSスーパーフェザー級タイトルを獲得。ジム・自身ともに初となるベルトを腰に巻いた勢いそのままに二冠目奪取に挑む。

　対する足利は生まれ故郷である栃木県足利市をリングネームに起用する地元愛ファイター。元K-1ファイター・中澤純率いるTEAM Aimhighで腕を磨き、Krushのリングを中心にアグレッシブファイトで会場を沸かせる。

　1Rから重い左右フックから右ローのコンビネーションで攻め立てる石月。足利もよく手を出すが、回転のいいパンチに左ボディを混ぜる石月のコンビネーションを被弾。足利が前進したところに放たれた打ち下ろしの右ストレートを受けダウン。このままKOかと思われたが、被弾しながらも手数を出し続け、ゴングまで耐えしのぐ。

1Rに強烈な右ストレートで足利から1度目のダウンを奪取

　2Rも変わらず石月がプレッシャーをかけ、パンチからローのコンビネーション。足利もよく手を出すが、相打ちも打ち勝てず、顔面へ被弾を増やす。最終ラウンドも石月のマウスピースを弾き飛ばすシーンはあるが、ペースは石月のまま。足利のボディのダメージは大きく、石月の左ボディで2度目のダウンを喫する。

　足利の抵抗によりKOこそ逃したものの、ジャッジは全員石月の勝利を支持。石月は8月のDBSスーパーフェザー級に続き、早くも2本目のベルトを腰に巻いた。

※この試合の速報動画（ノーカット）はこちら

武巳（左）が二冠王・高橋を判定で撃破

▼セミファイナル（第8試合）　スーパーファイト PRO-MUAYTHAI -65kg FIGHT 3分3R
●高橋幸光（TEAM YUKIMITSU/元J-NETWORKライト級王者、元MAライト級王者）
判定0-3
○武巳（TEAM Aimhigh）

高橋も強烈な左ミドルを見せたが、武巳の手数が評価された

　高橋は元MA日本ライト級、元J-NETWORKライト級を制した二冠王。Krush、レベルス、BOMとさまざまなリングを渡り歩き、磨き上げたムエタイ技術で会場を沸かすテクニシャンだ。
　一方の武巳は元K-1ファイター・中澤純の指導を受けるファイター。中澤は自身のSNSで、武巳の調子を「かなりのスキルアップに成功」と評価。愛弟子を自信をもって送り出す。

　サウスポーの高橋はジリジリと前進しながら強烈な左ミドル。武巳は左右フックから右ローで反撃も、高橋の圧力に押され気味。2Rに入ると高橋は強烈な左ストレートをヒットさせ、武巳が大きく後退する。