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【チャクリキ】”女版大仁田厚”ミス・モンゴルがキックデビュー戦でダウンの応酬に勝利、難波久美は引退試合でメッセージ

交通事故で世界戦を逸したキック難波久美が引退、ファンへメッセージ
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2020/12/25(金)UP

交通事故で世界戦を逸したキック難波久美が引退、ファンへメッセージ

難波久美が3年前、交通事故で世界戦を断たれ、今回が引退試合となった

難波は百花のローに合わせ重いパンチを叩き込む

 難波久美(契明ジム)が引退試合として今大会で、難波久美(契明ジム)が引退試合としてNJKFミネルヴァ日本アトム級王者の百花(魁塾)とキックエキシビションを行った。

 難波はキックのJ-Gilrsトップランカーとして活躍し、日本チャクリキ協会バンタム級女子王者にもなった女子キック界を盛り上げてきた選手。2017年にはアフリカでISKAの世界女子フライ級王座決定戦が決まっていたが、前年に遭った交通事故の影響で試合は流れた。事故で背骨を痛めた後遺症から手に痺れが起こり、復帰後数戦したものの、ドクターから第一線での試合中止勧告を受け、以降はジムの指導者に。世界戦が断たれてもジムでは明るく指導し生徒からの評判もいいという。今回のエキシビションが現役最後の戦いとなる。

百花は執拗に前足にローを蹴り込み、時にはパンチからハイキックで攻めた

 久々にリングに上がった難波は以前より幾分か体重が増えたようで大きく見える。対するはNJKFミネルヴァ日本アトム級王者の百花。

 試合は1R、難波は圧力をかけ前に出て重い蹴りを出す。対する百花は下がりながらローを返す。難波は百花のローに合わせカウンターのジャブ、ストレート、左フックを入れていく。

 難波の戦いぶりに、その後遺症などが感じさせないかのようだ。互いにハイキックでも攻める。

ハイキックを出す難波

 2R、百花の前足への左右のローで難波の足が赤くなる。難波は左ミドル、パンチと攻撃はパワフルだが、百花は軽いフットワークからロー、パンチの手数が上回る。そして終了技ゴング。
 エキシにため勝敗はなく、互いに検討を称え合った。

 対戦した百花はジムは違えどこれまで共に練習をしてきた仲間だ。「これまでスパーリングパートナーも務めていただき、キックボクシングのこと、プライベートの相談に乗っていただくなど、そのお姉さん的な難波選手が引退されるのは残念です」と語り、今後第2の人生をにもエールを送った。

最後に記念撮影

 難波は「私たち選手は、キックにしろプロレスにしろ、ファンの皆様の応援に支えられています。皆さま、これからも格闘技の応援を宜しくお願いします」と今後も格闘技イベントが続いていく願いを込めたメッセージを送り、10カウントゴングでリングを降りた。

▶︎次ページはプロレス、マドレーヌvsバンビ、雪妃真矢、世志琥らの試合

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