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レベルス最終戦に皇治と山口代表が惜別のファイト、そして10カウントゴング

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2021/02/28(日)UP

レベルス山口代表(左)が団体最終戦に皇治と惜別のエキシビションマッチを行なった

REBELS ~The FINAL~
2021年2月28日(日)
東京・後楽園ホール

▼スペシャルエキシビションマッチ
−山口元気(山木ジム)
vs
−皇治(TEAM ONE)

皇治の強烈なミドルを腕で受けたが、山口代表は腕を痛めてダウン

 2010年の立ち上げから11年、レベルスを締めくくるスペシャルエキシビションにレベルスを牽引してきた山口元気代表がリングに立つ。山口代表は元MA日本キックのフライ&フェザー級王者であり、90年代のキック界を代表する名選手。

 対する皇治は地方を主戦場としていた時代にレベルスでのトーナメントや大阪大会のセミファイナルに抜擢を受けたことに恩義を感じており、「レベルスが無かったら大げさじゃなく今の自分は無かった」と今回の参戦を決定した。

ダウンし腕が痛いと訴えてもレフェリーは認めず続行

 皇治のセコンドとして一緒に入場したウィラサクレック会長だが、いつの間にかスタンバイしてレフェリーを務める。

 1R、皇治の蹴りをスウェー、足を上げてのブロックで対処し、山口代表も得意の左ミドルを返す。しかしスタミナ切れか、皇治のミドルやボディフックを受けダウン。だが、これはウィラサクレック会長が認めず無理やり立たされる。

山口代表は現役時代の名刀、黄金の左ミドルで反撃

 インターバルの間、レフェリーのウィラサクレック会長は皇治のコーナーに戻ってケアをし、ラウンドガールは皇治の著書を掲げてリングを回る。

 2R、山口代表は左ロー、左ミドルと攻めるが皇治が前に出る。山口代表がピンチと見るやレフェリーのウィラサクレック会長が間に入り、「元気」コールを観客に要求したり、皇治の足を引っ張るなど妨害しつつ同時に試合を盛り上げる。終了直前、山口代表は皇治とミドルの蹴り合いを展開し、会場を盛り上げて終了する。

左から宮田プロデューサー、ウィラサクレック会長、山口代表、皇治

 終了のゴングがなると、皇治はマイクで「山口代表ありがとうございます。地方で全然飯も食えない状態でファイトマネーも安く、地方でイキってるガキを当時使ってくださって、いい結果は出せなかったですけど使ってくださったおかげで名前が広まり、宮ちゃん(宮田プロデューサー)がK-1で使ってくれたので名前を売ることができました。今の自分があるのはレベルスのおかげです。山口代表、ファンのみなさん、ありがとうございます。去年RIZINに移籍させてもらって、那須川天ちゃんと五味選手に負けてすごく悔しい。今年は仕返しというか自分の階級で強さを証明します。いまウィラサクレックジムで鍛えてもらっていて、、今年は男を見せるので、応援してもらえたら嬉しいです。これからも俺のことは嫌いでもいいので、格闘技の応援お願いします。4月か5月、必ずRIZINで復活するのでみなさんよろしくお願いします」とRIZINでの再起を約束。

山口代表の10カウントゴング

 山口代表は「最後の大会に来て頂いてありがとうございます。支えてくれたファンのみなさま、皇治選手が言いましたが、みなさんがいないと成り立たない職業なので10年間支えてくださって本当に感謝しています。宮田さんが僕では考えもつかないアイデアを出してくれて、次のノックアウトからまた楽しみなイベントになっていくと思います。10年間蓄えてきたものがノックアウトで開花すると思います。レベルスが地盤となって新しいノックアウトとなり楽しんでいけるよう僕も頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします」

 そしてレベルスが封印されることを受け、最後は10カウントゴングが打ち鳴らされ、大会が締めくくられた。

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