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【Krush】サッタリが2連続初回KO勝利でトーナメント制覇、クルーザー級新王者に

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2021/07/24(土)UP

弘輝(左)が冷静に試合を進めて判定勝利した

▼第9試合 第6代Krushライト級王座決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1R
●東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定0-2 ※30-29×2、30-30
○弘輝(team ALL-WIN)
※弘輝が準決勝に進出

左のカーフキックを蹴る弘輝

 東本は一撃必殺のバックブローや破壊力満点の左ミドルを武器にKrushで戦って来たファイター。現在は、ハンバーガー店の店長の仕事と両立しながらリングに上がっている。

 対する弘輝は喧嘩上等のスタイルでKrush初参戦ではSEIYAを圧巻KO。その勢いのままK-1にも殴り込んだが、朝久泰央と龍華に敗北している。今回で復活してベルトを巻きたいところだ。

 1R、両者ともサウスポー。弘輝がガードを下げながら左ロー、東本は様子を見ながら左ミドルを返す。弘輝が飛び込んでの右フックを見舞う。両者ともまだ手数は少ない。

弘輝(左)のパンチがヒット

 2R、東本が右ミドルを蹴ると、弘輝がワンツーから左ローを蹴り込む。弘輝はコツコツ左のカーフキックを当てる。東本は伸びる左ストレートをヒットさせる。両者とも決定打はない。

 3R、東本が右ミドルを蹴り込み、左ジャブで牽制する。弘輝は左のカーフキックで東本のバランスを崩させる。終盤、東本が笑みを浮かべながら左ストレートを見舞い、弘輝も左右のフックで応戦。終了のゴングが鳴った。ジャッジは2者が弘輝を支持。普段は倒し倒されのファイトを繰り広げる弘輝だが、今回は最後まで冷静に試合を進めて判定勝利した。


左ストレートで2度ダウンを奪い勝利した里見

▼第8試合 第6代Krushライト級王座決定トーナメント・一回戦(3)/3分3R・延長1R
○里見柚己(team NOVA)
KO 2R 2分54秒 ※左ストレート
●川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)
※里見が準決勝に進出

強烈な左のパンチを振るう里見

 里見はサウスポーから繰り出される左ストレートが武器のファイター。Krushの10周年記念大会ではメインイベンターを務めたこともあり、Krush王座戴冠に対する思いも強い。前回の試合から、自身で新チームを立ち上げて、試合に臨んでいる。

 対する川﨑は、安定したサラリーマンの道を捨ててK-1ファイターになった男。篠原悠人らと倒し倒されの大激闘を演じるなど常に会場を沸かせてきた。今回はベルト戴冠に燃えている。

 1R、里見が左右のミドル、ローを強打。川﨑はじりじりプレッシャーをかけてワンツー。里見は左ローのフェイントから左ハイキック。飛び込んでの左ストレートを見舞う里見に、川﨑もワンツーフックを返す。

 2R、川﨑がじりじり圧力をかけて、里見をロープに詰める。そこに里見がカウンターの左ストレートのカウンターをクリーンヒット。川﨑がダウンを喫する。さらに、里見がパンチを連打、川﨑は里見の左ストレートを被弾し、2回目のダウンを喫する。最後には再び里見が左ストレートを打ち込んで、川﨑がマットに沈んだ。里見が絶大なインパクトを残して準決勝に進出した。

川﨑が里見の強打に崩れ落ちる瞬間

 マイクを握った里見は「川﨑選手とこういう試合ができてよかった。SNSとか記者会見で目立った選手いるけど、俺はリングで見せていきたい。Krushのライト級で『うーん』という試合ばっかりで、そんなにKrush甘くないです。自分がベルトを巻くので応援よろしくお願いします」と語った。

▶︎次ページは瓦田脩二vs昇也、堀井翼vs南雲大輝

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