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【DEEP KICK】60回記念大会でKENTA、翔磨、塚本望夢が王座獲得、宮崎就斗は王座防衛

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2022/03/22(火)UP

翔磨(左)が-55kg第6代王座を獲得

DEEP☆KICK実行委員会
『DEEP☆KICK 60回記念大会』(2P目)
2022年3月13日(日)テクスピア大阪

▼メインイベント2  DEEP☆KICK-55kg王座決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R
〇翔磨 (多田ジム)
判定2-1(30-29、29-30、30-29)
●長谷川英翔(誠剛館)
※翔磨が-55kg第6代王者に

蹴りを放つ翔磨

 今年1月からスタートしたDEEP☆KICK-55kg級王座決定トーナメント決勝は翔磨 と長谷川の間で争われることになった。

 翔磨は前回大会で組まれたFUJIMON♡との準決勝では、2Rにダウンを奪った上で勝利を収めている。一方の長谷川はこの階級の前王者だった拳剛の甥っ子。1月の準決勝では久津輪将充が試合直前に体調不良になったため急きょ中止に。長谷川は闘わずして決勝に進出した。実弟・長谷川海翔(誠剛館)は3月13日の昼間に行われた『DEEP☆KICK 59』でKING剛(ROYAL KINGS)を撃破。-53kg級王座決定トーナメント決勝に駒を進めているだけに、兄として負けられない一戦だった。

長谷川のパンチがヒット

 1R、お互い距離を十分にとり、相手の出方をうかがいながらローやハイで勝機をうかがう。
 2Rになると、お互いバッティングを注意される中、翔磨が左のパンチがヒットし始める。このラウンドまでのオープンスコアはひとりだけが20-19で翔磨を支持していた。あとのふたりは20-20のイーブン。

 3Rも白熱のシーソーゲームが続いたが、翔磨は終盤ワンツーをヒットさせ、自分が攻撃している印象を強く残した。果たして判定は2-1で翔磨。試合後、新チャンピオンは「KOで勝つと言っていたのに判定になってすいません」と頭を下げた。「僕はチャンピオンになりたかったし、今年のRISE大阪大会に出たくて死に物狂いでした」

 DEEP☆KICK-55kg級王者といえば、現在RISEで活躍する鈴木真彦が保持していたことでも知られている。伝統と栄光に満ちた階級を翔磨はどんな色で染め上げてくれるのか。


塚本望夢(左)が-51kg初代王座を獲得

▼メインイベント1  DEEP☆KICK-51kg初代王座決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R
〇塚本望夢(NJKFteamBonds)
判定3-0(30-27、30-28、30-27)
●空龍(空修会館)
※塚本望夢が-51kg初代王者に

蹴りを放つ塚本

 今回の4大タイトルマッチの中でも塚本と空龍のDEEP☆KICK-51kg初代王座決定トーナメント決勝は全国のキックファンから熱い視線を注がれていた。ともに現役高校生ながらシニアの中に交じっても何ら遜色のない実力を見せ、トーナメントを勝ち上がってきたからだ。とりわけ空龍は生まれ育った広島に活動の拠点を置きながら、関東のメジャーな団体にも積極的に出場している。今年1月の『RISE154』では数島大陸(及川道場)から殊勲の星を挙げ、RISE軽量級戦線にもその存在を強くアピールしたばかりだ。昨年9月には『KNOCK OUT 2021 vol.4』で花岡竜(橋本道場)とも拳を交わしているので、いま最も注目されるべきフライ級ファイターといっていいだろう。

塚本がパンチを放つ

 対する塚本は蛍光ライトがピカピカと点滅するド派手なガウンで入場することでも有名な兵庫県の星。しかし外見だけではなく、幼少期にタイに渡り現地で鍛えた実力はホンモノ。昨年DEEP☆KICKでプロデビューを果たすや、同プロモーションで4戦全勝という快進撃を続け、決勝のリングに乗り込んできた。昨年11月の準決勝ではDEEP☆KICK初代-53kg級王者のタネ ヨシホ(直心会)の実兄タネ♡ヨシキ(直心会)を破っていることを忘れてはいけない。

 果たして試合開始のゴングが鳴ると、両者は打ち合うのではなく、ひらりひらりと相手の攻撃を避けながら自分の攻撃を当てようとするハイレベルな攻防を続ける。1R終盤にはその均衡を破るかのように、塚本が右をコツンと当て先制のダウンを奪う。

トーナメントを制した塚本望夢

 2Rになると、あとがない空龍は猛反撃。左フックを軸に試合の主導権を奪い返したが、2Rまでのオープンスコアでジャッジは3者とも塚本にフルマークをつけ支持した。
 3R、雄叫びを挙げながら空龍は塚本に襲いかかるが、塚本は足を使ってリスクを回避。3-0の判定で初代王者に就いた。

 試合後、塚本は「空龍選手に勝ったので、51kg級では僕が日本一。(今年)RISEで51kg級のトーナメントをやるならお願いします」とリングサイドで観戦していたRISEの伊藤代表に強くアピールしていた。

(文・布施鋼治/写真・石本文子)

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