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【DEEP KICK】稲井良弥がKO勝利で初防衛、KING龍蔵と竹内皇貴が王座挑戦者に決定=9.25大阪

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2022/09/29(木)UP

KING龍蔵(左)がトーナメント優勝

DEEP☆KICK実行委員会
『DEEP☆KICK 63』

2022年9月25日(日)テクスピア大阪

▼ダブルセミファイナル2 DEEP☆KICK-57.5kg挑戦者決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R
●藤井海人(EXARES)
延長判定0-3 ※三者とも9-10
○KING龍蔵(ROYAL KINGS)
※本戦判定0-1 ※29-29×2、29-30
※KING龍蔵が-57.5kg次期挑戦者に決定

KING龍蔵がパンチを放つ

 ダブルセミファイナル2ではDEEP☆KICK-57.5kg挑戦者決定トーナメント決勝が行われ、準決勝で共にダウンを奪い決勝への進出を決めた藤井海人とKING龍蔵のフレッシュなキックボクサー2名が激突。

 1R、互いにローを出しながら距離を測る。身長差は実に12cmとリーチは龍蔵に分があるがスピードは藤井が早いか、上下の打ち分けにロー・ミドルと素早く打ち込む藤井に対し龍蔵はガードを固めしっかりとパンチ・ローを返すという構図となる。

 2R、素早く左右に動きながら左右のローに加えジャブを細かくヒットさせる藤井。龍蔵も固いガードからローや膝を返していくが僅かに攻勢に差が出たか、オープンジャッジでは2名が20-19で藤井を支持(1名は20-20でイーブン)。

 3R、打って変わってガードを上げ前にプレッシャーをかけながらパンチを繰り出していく龍蔵。藤井も左右に回りつつパンチを返すもどこかヒットしきれない。対する龍蔵はジャブ・アッパーとパンチを当てていく。ラウンド終盤に入ると龍蔵の膝が藤井に幾度もヒット、藤井も負けじと返していく中ゴングが鳴り判定、3Rの龍蔵の攻勢を3者共に支持し判定は0-1(龍蔵)でドロー、大会規定により延長戦(マスト判定)に突入する。

パンチを当てる藤井海

 延長R、会場内も最高潮の盛り上がりを見せる中ゴングと共に打ち合いに挑む両者。しかし龍蔵の膝がボディに突き刺さりスタミナ切れも相まって失速した藤井は度々コーナーに詰められてしまい、あわやスタンディングダウンを取られるかとも思われる寸前までラッシュを浴びてしまう。だが藤井もパンチのラッシュにバックスピンキックを繰り出すなどで打開を狙う。

 互いにボロボロになりながらも手を止めずに最後まで打ち合った両者、今大会ベストバウト間違いなしの激戦を繰り広げた2人には試合終了後、熱い拍手が送られた。判定は3者共に10-9で龍蔵を支持、オープンジャッジから怒涛の反撃を見せた龍蔵が現王者・宮崎就斗への挑戦権を獲得した。

勝利したKING龍蔵

 試合後マイクにて龍蔵は「次のタイトルマッチ、若手の登竜門みたいな宮崎選手をサクッと倒して俺がベルトを巻きます、楽しみにしといてください!」とファンへ語った。
 現役高校生の龍蔵、果たして宮崎を下し高校生チャンピオンとしてベルトを巻くことが出来るのか、宮崎vs龍蔵のタイトルマッチは12月25日の『DEEP☆KICK 64』にて開催が予定されている。


竹内皇貴がトーナメント優勝

▼ダブルセミファイナル1 DEEP☆KICK-65kg挑戦者決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R
●慎太郎(NJKFteamBonds)
KO 2R 2分14秒
〇竹内皇貴(チームドラゴン)
※竹内が-65kg次期挑戦者に決定

打ち合う両者

 今大会ではダブルセミファイナルと銘打ち、2つのセミファイナル・2つの挑戦者決定トーナメント決勝が執り行われた。1戦目となるダブルセミファイナル1ではDEEP☆KICK-65kg挑戦者決定戦、互いに準決勝をTKO勝利で勝ち進んできた慎太郎と竹内皇貴が対決、迫力抜群の1戦が繰り広げられた。

 まずは1R、開始から前にプレッシャーをかけながら左フック・ローと繰り出す慎太郎、インローを軸に前に出たい竹内だがタイミングよく出される慎太郎の前蹴りで踏み込めない。中盤も自分の距離を保ち重いパンチを放つ慎太郎、ガードを固めながらローを繰り出しつつチャンスを待つ竹内だったが1Rは慎太郎が常に先手を取っていた印象。

竹内皇貴がヒザを突きさす

 勝負は2Rに動いた。1Rに続き今度はボディフックを中心に前に出る慎太郎に対し蹴りの連打やジャブを軸に距離を詰め返す竹内、徐々に近い距離での打ち合いが増えていくとボディ・フックを振る慎太郎へ竹内は更に距離を詰め組みに近い距離からの左膝一閃、慎太郎のボディに深々と突き刺さると苦痛で表情をゆがめそのまま10カウント、竹内の強烈なKOで試合を決めた。

 タイトルマッチ挑戦権を2連続KOで手にした竹内はマイクにて「次のタイトルマッチ、ケルベロス選手は強いので敬意をもって今よりしっかり強くなってベルトをブン奪りたいと思います」とコメント。

勝利した竹内皇貴

 するとリングサイドで試合を見ていた現王者の木村ケルベロス颯太がリングイン、マイクを握ると「マジでしょうもない試合、12月25日のクリスマスは血の祭りにしたろうかなと思います」と竹内を挑発。リング場でのフェイストゥーフェイス撮影では互いに頭を押し付けあわや乱闘騒ぎとなる寸前に。その後の退場まで互いに一切目を逸らさず睨み合っていた両者、タイトルマッチは12月25日の『DEEP☆KICK 64』、早くもバチバチの2人がリング場で顔を合わせる瞬間が待ち遠しい。

▶次ページはスペシャルエキシビション、第8、7試合結果

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