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【KNOCK OUT】森井が勝次に豪快TKO勝ち、全試合KOでトーナメント制覇

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2017/12/10(日)UP

フィニッシュとなった森井(左)渾身の左フックが勝次(右)にさく裂

キックスロード
「KNOCK OUT 2017 in 両国」
2017年12月10日(日)東京・両国国技館

▼第8試合 KING OF KNOCK OUT初代ライト級王座決定トーナメント決勝戦 61.5kg契約 3分5R
〇森井洋介(GOLDEN GLOBE/第3代全日本スーパーフェザー級王者)
TKO 3R 1分12秒 ※レフェリーストップ
●勝次(藤本ジム/新日本キックライト級王者)
※森井がトーナメント優勝、初代王座に就く。

 4月から開幕した「KING OF KNOCK OUT初代ライト級王座決定トーナメント」がついに決勝戦を迎えた。森井は1回戦でWBCムエタイ・インターナショナル・ライト級王者の宮越慶二郎にKO勝ち、準決勝でWPMF世界スーパーフェザー級王者・町田光にTKO勝ち。勝次は1回戦でRISEライト級王者・不可視にTKO勝ち、準決勝で元J-NETWORKライト級王者・前口太尊にKO勝ちと両者ともに全試合KO勝ちで決勝まで勝ち進んできた。

 会場となった両国国技館は、前売り券が完売、当日券も全て完売となり5100人満員札止め。大観衆が見守る中、決勝のゴングが鳴った。

 1R、いきなり飛びかかった勝次を森井は右フックで迎え撃つ。森井は右ローを中心に攻め、勝次はジャンプしてのパンチから連打へつなぐ。初回はイーブン。

 2R、ローの蹴り合いが続く中、森井の左フックが効いて一気に詰めた森井が右アッパーからの左フックでダウンを奪う。

 パンチで詰める森井に勝次も右ストレートで応戦するが、 森井の左フックが連続ヒット。左ボディからの右アッパーで勝次のアゴをかち上げ、左フックをフォローして2度目のダウンを追加。仕留めにいく森井だが、勝次は耐える。

 3R、始まってすぐに森井が右フックをクリーンヒット。左ボディで襲い掛かる森井に勝次もパンチを打ち返す。勝次が右ローから左フックを放とうとしたところで、森井が左フックをジャストミート。仰向けに強烈なダウンを喫する勝次。なんとか立ち上がったが、様子を見たレフェリーがストップ。森井がTKO勝ちで初代王者に輝き、チャンピオンベルトと賞金300万円を手にした。

「俺がKNOCK OUTのチャンピオンです。どうですか? 最高の相手、勝次選手とやって勝ててベルトを巻けて嬉しいです。負けるとは思っていなかったけれど、プレッシャーが凄くてまさかこんな勝ち方が出来るとは思っていなかったです。しばらくサンドバッグもミットも打ちたくないですが、小林(聡)さん、ずっと見てくれてありがとうございました」と森井は涙を流す。

 そして「ピンチで始まってチャンスをつかんだ1年でした。このベルトを巻いたのでこのベルトの価値を上げるのが僕の仕事だと思うので、藤原敏男会長、小林さんに続いて世界最強を目指したいので小野寺プロデューサー、めっちゃ強い相手を用意してください」と、さらなる強敵と戦いたいとアピール。最後には「キックボクシング、KNOCK OUTが一番面白いんだよ」と叫んだ。

※全試合結果はこちら

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