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【KNOCK OUT】三度目の対戦を制し、石井一成がKNOCKOUT初代フライ級王座を戴冠

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2018/12/09(日)UP

激戦を制した石井(右)

キックスロード
「KING OF KNOCK OUT 2018」
2018年12月9日(日)東京・両国国技館

▼第9試合 メインイベント KING OF KNOCK OUT初代フライ級(51kg)王座決定トーナメント決勝戦 3分5R
○石井一成(ウォーワンチャイプロモーション/元True4Uフライ級王者)
判定2-0 ※49-48、49-48、49-49
●大﨑 一貴(OISHI GYM/初代WMC日本フライ級王者)
※石井が初代フライ級王座決定トーナメント優勝。フライ級王者に。

 今年6月に開幕した初代フライ級王座決定トーナメント、6月の1回戦、8月の準決勝を勝ち抜いた両者がベルトを懸けてメインイベントで激突。石井はジュニア時代から活躍し今回のトーナメントでも優勝候補筆頭として順当に勝ち上がってきた。その石井とベルトを奪い合うのは8月、10月のトーナメント2試合を連続KOで登ってきた大﨑。2014年・2015年と二度対戦しいずれもドローに終わっている両者。三度目の再戦を制しベルトを巻くのはどちらか。

 1R、2度の対戦から手の内を知り尽くしているからか、互いに慎重な出だし、大﨑がローを打てば石井もロー、パ ンチを打てばパンチと必ず攻撃を返していく。石井はロープを背負いながらも左右に動き、積極的に攻撃を出していく。

 2R、ジャブからワンツー、ローを飛ばす大﨑。石井もすぐさま攻撃を返す。スピードの乗ったパンチを打ち合うも、互いにディフェンス能力も高く決定打は出ない。しかし終盤、打ち合いから大崎の左フックが2度石井の顔面にヒット。
 ジャッジ二人が10-9で大﨑につけた。

 3R、それまでロープを背負っていた石井がポイント挽回のため前に出る。パンチからローに繋ぐと下がる大﨑へワンツー。思い切り右ストレートを振って行く。
 打ち合いの中、石井のパンチがヒット。大﨑も引かずにパンチを返すが、このラウンドはジャッジ全員が10-9で石井 を支持。2Rの劣勢を取り戻した。

 4R、アグレッシブな攻防から一転、互いにタイミングを測り慎重さを取り戻す。前蹴りを打てばもう一方も前蹴り、パンチを打てばパンチ。大﨑が縦ヒジを出せば石井はハイキックと、打たれたらすぐさま攻撃を返していく。

 5R、大﨑がパンチの連打。石井はミドル。パンチからバックキックを出す大﨑に対し石井は左右のヒジ。パンチ、ヒジ、蹴りと互いに前に出続けてコンビネーションを延々打ち返し続ける。15分間全くペースが落ちないまま時間切れとなった。
 判定は一人がドロー、そして二人は石井を支持。三度目の激戦を制し、20歳の石井がトーナメント優勝。初代フライ級のベルトを巻いた。

 試合後、マイクを持った石井は「来年もKNOCK OUTを盛り上げていきます、KNOCK OUT最高!」と叫び2018年最後のKNOCK OUTを締めくくった。

※全試合結果はこちら

●編集部オススメ

・計量パスの石井一成、大崎一貴ともにベルト奪取宣言

・石井一成がWPMF世界2位にランクイン、来年2月に世界戦か

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