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【RISE】寺山日葵が紅絹との3度目の対決に完勝、女子トーナメント優勝を果たす

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2020/11/01(日)UP

女子トーナメント優勝を飾った寺山。RISEの伊藤代表(左)と神村エリカプロデューサー(右)も祝福

RISEクリエーション
『RISE DEAD OR ALIVE 2020 Osaka』
2020年11月1日(日)エディオンアリーナ大阪

▼第13試合 RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020 決勝戦 3 分 3R 延長 2R
●紅絹(NEXT LEVEL 渋谷/初代 RISE QUEEN アトム級王者)
判定0-3 ※三者とも28-30
○寺山日葵(TEAM TEPPEN/初代RISE QUEENミニフライ級王者)
※寺山がトーナメント優勝

 最強女子を決める『RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020』。決勝はRISE QUEEN同士による決戦となった。紅絹と寺山の対戦は3度目。過去2戦はどちらも寺山が判定勝利を収めている。

 1R、サウスポーの紅絹が右に回りながら右ジャブ。寺山が紅絹を追うように長いリーチの右ミドルを繰り出す。寺山が右ミドル、右ローでリズムを作る中、紅絹は飛び込んで大きな左フック。右フックから左ローの対角線コンビネーションで寺山の前足を削りにいく。横に回る紅絹へ前蹴りを当てにくいのか、紅絹の飛び込みを許し右フック、右アッパーを被弾する。

寺山が長いリーチの右ミドルを繰り出す

 2R、ラウンド開始直後に寺山が紅絹のアゴに前蹴りをヒット。得意の左前蹴りに長いリーチの右ミドルを織り交ぜ、紅絹の前進をさえぎる。やや紅絹の入りが直線的か、寺山の前蹴りを食らう頻度が増える。中間距離では寺山が打ち下ろしの右ストレート。寺山の懐に紅絹が入りあぐねる印象。終了のゴングが鳴ると紅絹が小さく首をかしげる。

 3R、紅絹が打ち合いを仕掛け距離を詰めるが、寺山の長いストレートに押し戻される。打ち合いは寺山の右ミドルで終わる印象。紅絹は飛び込みながら右フックを振るが、寺山のストレートに阻まれクリーンヒットには至らない。最後は打ち合いを見せながら試合終了。ゴングとともに寺山が笑顔を見せた。

 判定は全ジャッジが30-28をつけ、寺山の完勝を支持。最後まで自らのスタイルを貫き通した寺山がトーナメントを制覇。RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENSのベルトを腰に巻くとともに、300万円の優勝賞金を手にした。

 寺山はマイクを握ると、このトーナメントで対戦した紅絹、sasori、erika♡の3選手の名を挙げ「このトーナメントですごく成長できましたし、3選手がいてくれたからこそ、ここまで来られました」と感謝の言葉を述べた。

 そして「今まで自分に自信が持てなくて自分が大嫌いだったけど、たくさんの素敵な仲間と、応援してくださる方々と、家族に支えられてここまで来られました。もっともっと強くなってもっともっと上にいけるように頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします」と、涙ながらに喜びのコメントを残した。

※全試合結果はこちら

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