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【ONE】MOMOTAROがTKO勝利、ロッタンを苦しめたゴンサルベスが自爆

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2020/12/25(金)UP

相手の負傷によりTKO勝利を飾ったMOMOTARO(左)©️ONE Championship

ONE Championship
ONE:COLLISION COURSE II
12月25日(金)シンガポール・インドアスタジアム

▼フライ級 ムエタイ 3分3R
○MOMOTARO(日本)
TKO 2R0分30秒  ※ゴンサルベスの足負傷により
●ボルター・ゴンサルベス(ブラジル)

飛び込んで左ストレートを放つMOMOTARO(左)

 元WBCムエタイ・インターナショナル・フェザー級王者MOMOTARO(30=OGUNI-GYM)はこれまでにNJKF、WBCムエタイ日本、WBCムエタイインターナショナルの3本のベルトを奪取している実力者である。
 昨年6月にはムエタイレジェンドのシットンノーイを僅か1R41秒で粉砕し、ONEムエタイにその名を轟かせた。
 今年1月には元ルンピニーバンタム級王者ペッダム・ペッティンディーアカデミーと対戦し、2-0で惜敗している。

両者の蹴りの交差、MOMOTARO(右)の内腿を蹴ったゴンサルベス(左)がうずくまる

 対するボルター・ゴンサルベス(ブラジル)は5歳の時に空手とムエタイを始め、10代後半でムエタイ本場・タイに移住。マックスムエタイなど激闘の多いテレビマッチで目覚ましい戦績を上げ、18年にはWPMF王座を奪取、続いてムエタイエクストリームなど計3つのタイトルを勝ち獲った。
 19年10月のONE日本大会で、初参戦にして那須川天心と激闘を演じたロッタン・ジットムアンノンの持つムエタイフライ級王座に挑戦。卓越したカウンター技術を駆使しては、得意のハイキックもヒットさせ、判定2−1と肉薄した。

勝利したMOMOTARO(左)

 1R、両者サウスポー。オーソドックスにスイッチしたゴンサルベスが右のミドルのダブル。圧をかけるゴンサルベスが左ローキック。
 MOMOTAROが距離を詰めて連打したところでラウンド終了。MOMOTAROの鼻からの出血が目立つ。

 2R、ステップの幅を大きくしスピードをあげるMOMOTARO。両者の蹴りが交差する中、左ローを放ったゴンサルベスが突然、後ろに下がりケージ際でうずくまる。スローVTRでは、蹴り足の甲が変な当たり方をしたか当たった瞬間にやや捻ったようになっていたが、骨折か強い捻挫か。蹴ったゴンサルベスの自爆となった。
 続行不可能と判断したレフリーが試合をストップ。MOMOTAROが相手負傷によるTKO勝利を飾った。

▶︎この大会の全試合結果はこちら

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