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【Road to ONE】“反骨の格闘魂”吉野光が驚異のフィジカルで、“弘中の愛弟子”野瀬翔平との激闘を制す

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2021/02/22(月)UP

パンチをヒットさせる吉野

ONE Championship
『Road to ONE:4th Young Guns』
2021年2月22日(月)東京・TSUTAYA O-EAST

▼67kg級キャッチウェイト
○吉野 光(フリー)
判定2-1
●野瀬翔平(マスタージャパン福岡)

 吉野光(25=フリー)は、15年11月にプロデビューして以来、HEAT、Gladiator、DXFC、PFCなどの団体を転々としながら7連勝し、アジア最大級の格闘技団体ONEチャンピオンシップの登竜門大会『ONEウォリアーシリーズ(OWS)』での出場契約を獲得した異色の選手。前戦のOWSの試合で判定負けし、連勝は止まったものの、その実力は光ものがある。

 対する野瀬翔平(23=マスタージャパン福岡)は元世界ライト級王者・弘中邦佳の愛弟子。MMA戦績は4勝1敗2分け。

 1R、吉野と野瀬は共にサウスポー。柔道出身の両者、吉野が小外刈りからテイクダウン成功。野瀬にすぐに立たれるが、吉野は再びボディロックでテイクダウン。

 しかし、野瀬がこれに合わせてギロチンチョークを仕掛ける。吉野は力で首を抜いてサイドポジション奪取。野瀬はここで立ち上がり、柔道出身の両者らしい崩しと投げの攻防を繰り返す。

 2R、カーフキックと右のフックで吉野の前進を崩しにかかる野瀬。しかし、無尽蔵の体力とタフなフィジカルを持つ吉野は止まることなく攻め続ける。

 野瀬がダブルレッグからテイクダウンするも、吉野がブリッジで切り返す。野瀬がバックを取るが、そこも正対する吉野。2Rもお互い意地を見せ合う、息もつかせぬ攻防を繰り返す。

息もつかせぬ攻防が繰り広げられた

 3R、序盤から殴り合う両者。パンチが交差する中、野瀬の右フックがヒット!しかし、吉野は堪える。軽く意識が飛んでいるように見える吉野だが、殴りにくる野瀬のタイミングに合わせて、大外刈りのテイクダウン!
 野瀬がすぐに立ち上がり、スタンドで再び右フックをヒット。野瀬がバックをとり、首を取りにいくが極まらず。しかし、野瀬はヒジを連打していく。勝負を最後まで諦めない吉野が立ち上がり、野瀬にパウンドを仕掛けようとしたところで終了のブザー。

 判定は2-1で吉野が勝利。お互い見せ場を作った大接戦は驚異のフィジカル能力を見せた吉野に軍配が上がった。

※全試合結果はこちら

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