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【K-1】篠塚辰樹、小澤海斗と延長スプリットの激戦を制す

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2021/03/21(日)UP

ボクシング譲りのアッパーをヒットさせる篠塚

K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~』
2021年3月21日(日)東京ガーデンシアター

▼第9試合 スーパーファイト/-59kg契約/3分3R・延長1R
●小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
延長判定2-1
○篠塚辰樹(MASTER BRIDGE SOUND)

ヒザ蹴りを放つ篠塚

 篠塚はプロボクシングからキックに転向。18年2月にRISEでキックボクシングデビューし、9戦7勝2敗(6KO)と活躍。20年2月のKO勝利を最後に表舞台から姿を消していたが、約1年振りにK-1のリングで復帰を果たす。

 一方、小澤は約1年振りの再起戦だ。小澤は2016年にKrushフェザー級王者となるも翌17年には西京春馬に判定負けを喫し王座陥落した。18年にはジョージ・バレラにKO負け、芦沢竜誠に判定で敗れるなど1勝2敗と負け越し、19年は2連勝と再起するも6月の試合で左拳を負傷して長期欠場。昨年3月の復帰戦ではムエタイの強豪ジャオスアヤイと激突。互いにダウンを奪い合う熱戦となったが、最後は唇の裂傷によるドクターストップで無念のTKO負けとなった。この敗戦以降、初の試合となる。

ミドルキックを蹴り込む小澤

 1R、ボクシング経験者の篠塚だが、放つ攻撃にはキックの比率も高く、果敢にヒザも放っていく。サウスポーへのポジション取りも巧みで、そこからのコンビネーション・パンチは、そこはボクシング出身ならではと言ったところ。中盤、小澤のローが金的に入っても篠塚は失速しなかったが、間もなく2度目が入るとさすがに痛がる。
再開後、小澤はバックスピンキックなどの大技で流れを変えようとするが、序盤のペースをまずは篠塚がつかんだ。

 2Rも小澤はバックハンドブローなどで攻めるが、篠塚はガードを下げて余裕を持った戦いぶりに。小澤の左ローが下腹部に入り、これで3度目。レフェリーから警告が入った。
 「判定不利」を自覚した小澤が風向きを変え始めたのは3R。焦りの見える猛追の中で、篠塚が明らかにボディ攻撃を嫌がり始める。その影響で顔面へのパンチも振り、小澤が形勢逆転が見えた中でゴング。

 判定は、1者が30-29(篠塚)、他2者が30-30でのドローで、延長戦に突入した。

 延長戦では、篠塚は距離を取ったアウトボクシングからのヒザを放つが、小澤は篠塚の攻撃に慣れて来たのかペースを再び相手に掌握させない。逆にヒザなどを入れ返して応戦し、バッティングもある激しい打ち合いの中で延長ラウンド終了。2者が10-9で篠塚、1者が10-9で小澤だった。

 

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