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【ONE】22歳王者クリスチャン・リーが“73秒”の秒殺KO勝利!豪腕ナシューヒンを圧倒し2度目の防衛成功

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2021/04/15(木)UP

勝利の咆哮をするリー(左)©️ONE Championship

ONE Championship
『ONE ON TNT II』
415日(木・日本時間)シンガポール・インドアスタジアム

▼ライト級 世界タイトルマッチ
◯クリスチャン・リー(シンガポール/王者)
TKO 1R 1分13秒 ※パウンド連打
●ティモフィ・ナシューヒン(ロシア/挑戦者)
※リーが2度目の王座防衛に成功

組み付くナシューヒン(左)©️ONE Championship

 格闘一家に生まれ育ったリーは15年12月にONEでプロデビュー。姉のアンジェラ・リーも現ONE世界王者(女子アトム級)であり、最強遺伝子を持つ22歳のファイターだ。19年5月に青木真也に1R TKO勝利を収め、ライト級王座を獲得した。

 負傷欠場したエディ・アルバレス(米国)の代わりに出場した同年10月のライト級GP決勝で、当時優勝候補だったザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)との激闘を制し、GP王者にも輝いた。昨年10月の初防衛戦では、ユーリ・ラピクス(モルドバ)を初回TKOで破り、盤石の強さを見せた。戦績は14勝3敗。

強烈なパウンドを落とすリー©️ONE Championship

 対するナシューヒンは荒々しい戦いが得意なアグレッシブファイター。19年3月の日本大会でエディ・アルバレスから衝撃KO勝利を収めると、昨年11月にタイトル挑戦権を賭け、ピーター・バウシュト(オランダ)と対戦し、判定勝利を収めた。戦績は14勝4敗。

 1R、両者はともにオーソドックス構え。じわりと圧力をかけるナシューヒン。リーはサークリング。ナシューヒンが得意の右フックを振ると、リーが左カウンターをヒット!

2度目の防衛に成功したリー(左)©️ONE Championship

 ナシューヒンが崩れ落ちヒザをつくと、リーがすぐにバックに回り、左手でナシューヒンを固定しながら、右手でパンチの連打。ナシューヒンの顔面に強烈なパンチが次々とクリーンヒットし、レフェリーが試合を止めた。僅か73秒の秒殺KO劇!リーが2度目の防衛に成功した。

 リーは試合後のインタビューで、「人生で一番大切な試合だったんだ。その理由は、もうすぐ僕は父親になるんだ。だから生まれてくる子供と妻に勝利を捧げたくて」と喜びを爆発。
「ティモフィは常にKOを狙う危険な相手だった。戦略は、彼のパワーに対し自分のスピードと正確性で勝負することだったんだ」と、この展開を想定して作戦通りの動きで勝利したことを明らかにした。

▶︎次ページ(動画)は、リーがカウンターからのパウンド連打で衝撃フィニッシュ!

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