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【パンクラス】タイトル戦を争った重田ホノカと端貴代から禁止物質検出=ドラッグテスト

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2024/05/14(火)UP

3月に対戦した端貴代(左)と重田ホノカ©PANCRASE

 331日(日)東京・立川ステージガーデンで開催された『PANCRASE 341』の[クイーン オブ パンクラス チャンピオンシップ フライ級]で対戦した、重田ホノカ(THE BLACKBELT JAPAN)と端貴代(和術慧舟會AKZA)の両選手から、ドラッグテストの結果、禁止物質が検出されたことが主催者より発表された。

【フォト】重田と端の激闘シーン!互いに顔面クリーンヒット

 パンクラスは19年から米国にてドラッグテストを実施しており(タイトル戦)、その結果、両選手から禁止物質であるエフェドリン(興奮剤/かぜ薬などの一般薬にも含まれる)が検出されたという。

 経緯として重田は漢方薬、端は風邪薬の使用を説明しており、パフォーマンスを上げるためなど意図的な摂取ではないことから、両選手にはペナルティが課されるが、失格処分とはならず試合結果等の変更もない。なお、試合は重田が判定勝利を収めて新王者に輝いている。

 以下、主催者より届いたリリース文。

重田ホノカの経緯
本人は体調不良の際、まれに漢方薬を飲む事があった様ですが、その中に麻黄が含まれていました。麻黄の成分はエフェドリンです。本人の試合前申告書には記入されておらず、面談の際、「試合1ヶ月以上前くらいに飲んだかもしれないが、試合直前ではなかったので申告はしませんでした」との事でした。

ペナルティ:重田ホノカ選手に以下を明示し、本人は受け入れました。
・100日間のサスペンド
・ファイトマネーの20%返却

総括:漢方薬の接種目的は体調を回復させるもので、本人の肉体的パフォーマンスを上げる為や、減量の為に使用していた訳では無いとの説明を受け入れて判断しました。
本人、及び所属ジム代表から「これからは薬を処方される前に、医師や調剤薬局にスポーツ選手である事を伝えて注意します。また今後、接種した事がある薬は試合前に関わらず申告します」と反省の弁を頂いています。

端貴代の経緯 
本人は試合日の1ヶ月ほど前に風邪を引き、市販の風邪薬を飲んだと事前申告していましたが、その中にエフェドリンが含まれていました。「ごく一般的な風邪薬だったので、何も疑いませんでした」との事でした。

ペナルティ:端貴代選手に以下を明示し、本人は受け入れました。
     
・80日間のサスペンド
・ファイトマネーの10%返却

総括:風邪薬の接種目的は体調を回復させるもの。との説明を受け入れて判断しました。また、事前申告書に常用薬と理由(風邪)をきちんと申告していた事も、検討材料に加えました。
本人からは「これからは市販薬であっても、事前に成分検索してもらい薬を購入します」との言葉を頂いています。

最後に、勇気を持って公開に同意してくれた重田ホノカ、端貴代選手に感謝します。本来病気の治療や健康保持の為に使われる薬物が、競技能力を向上させる事を目的としている。と誤解されない様に、スポーツ選手が常日頃から摂取物をまめに意識してもらえる様、希望します。

以下、参考になると思われるサイトです。
≫うっかりドーピングを防止しよう | 公益社団法人東京都薬剤師会
≫国スポドーピング検査アンチ・ドーピング – JSPO

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