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【月間MVP】吉本光志が1月度のMVP!引退試合で強敵をKO

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2016/02/09(火)UP

吉本は15年間の格闘家人生の集大成として引退試合でザカリアに挑み、圧倒的不利の予想を覆してTKO勝利で有終の美を飾った

 引退試合でザカリア・ゾウガリーをKOした吉本光志が、ゴールドジムプレゼンツ イーファイト1月度のMVPに決定した。

 これは格闘技情報サイトのイーファイトが毎月、このサイト名にちなみ、いいファイトをした最優秀選手を選定するもので、選考委員はFight&Life、ゴング格闘技の各格闘技雑誌の編集長とイーファイトの全スタッフ。

 吉本は2000年7月にJ-NETWORKでプロデビューし、2009年11月に初代RISEスーパーライト級王者に君臨。45戦目となる今回が15年のキャリアを締めくくる引退試合となった。

 その引退試合の相手に吉本が自ら指名したのが日本マット界で猛威を奮っていたザカリア。シュートボクシングのワールドトーナメント『S-cup』にて世界の強豪たちを倒して準優勝。国内トップ選手たちをことごとく破り、“第2のアンディ・サワー”の呼び声も高い現在最注目の外国人選手である。

 戦前の予想は当然のように吉本圧倒的不利だった。実際、試合が始まると、さっそくザカリアが上下に打ち分ける速いパンチで圧倒。吉本は前半ほとんど手が出ず、防御に徹した。しかし、1R後半から吉本はボディに得意のヒザ蹴りを突き刺し、パンチで追い詰めてもうひとつの得意技である左ミドルもヒット。

 2Rにもボディを狙い撃ちにし、コーナーへ詰めての左ヒザ蹴り2連発。これでザカリアが完全に止まってしまい、レフェリーがダウンを宣告。ザカリアは試合続行不可能な状態でレフェリーが試合をストップし、引退試合で吉本がザカリアをTKOで破るという大番狂わせを演じて場内は大歓声に包まれた。

 吉本は今回のMVP受賞について、「MVPのことは以前から知っていて、実は獲りたかったので凄く嬉しいです。自分の試合が1月最後の日だと気付いていなくて、自分の後でほかにいい試合があってどうせまくられるだろうなって思っていました(笑)」と喜びを語った。

 なお今回受賞した吉本には、イーファイトより記念の盾と、ゴールドジムからアルティメットリカバリーなどのサプリメント3種類が贈られる。

 吉本にサプリメントの摂取について聞くと、「ミネラル、ビタミン、亜鉛を摂っていました。たんぱく質をしっかり摂っても上手く吸収されないことがあるので、しっかり体に浸透させるために触媒のようなイメージでサプリメントを使っていました。風邪予防にも効果があるでしょうし。格闘家は何をしなくても強いというのに憧れて、何も摂らなかった時期もありましたが、年齢を重ねる毎に必要性を考えるようになりました」と話している。

☆吉本光志のMVPスペシャルインタビュー
「ザカリアの攻撃をもらいながら“でも光はあるな”と考えていた」はこちら

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