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【UFC】川尻が自ら契約解除「思うところがあった」

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2016/10/18(火)UP

UFCフェザー級戦線で活躍していた川尻達也(右)

 10月17日(月)UFCフェザー級戦線で活躍していた川尻達也(T-BLOOD)が、同団体との契約を自らの意思で解除したことが分かった。

 川尻は自身のSNSを通じて、「思うところがあり、UFCに自らの意志でリリースを希望し、契約を解除してもらいました。今後については改めて発表したいと思います」と発表した。

 パワフルなテイクダウンと強烈なパウンドを武器に、川尻は修斗、PRIDE、DREAMなどのトップファイターとして活躍。2014年1月にUFC初参戦を果たし、現在までに6戦3勝3敗の戦績。今年に入ってからはデニス・バミューデスとカブ・スワンソンといったフェザー級ランカー相手に2連敗を喫していた。

スワンソン(右)にタックルを仕掛ける川尻(左)

 特に3-0(ジャッジ1名が29-28、2名が30-27)の判定負けとなったスワンソン戦後には、「判定は覆らない。それはわかってる」と前置きした上で、ジャッジ採点について「30-27を付けたジャッジが2人いたけど何度見返してもそれはないと思う」と綴っていた。

 川尻は、テイクダウンなどを奪って自身が優勢に試合を進めたラウンドがあったこと、2Rに反則となる寝技状態でのヒザ蹴りをアゴに受けたが、相手に対して減点が科されていないと思われたことなどを挙げ、判定は自分の勝ちかドローしかないと主張。

スワンソン戦で判定が告げられた直後も納得がいかない表情だった川尻

「判定を覆したいわけじゃない」と繰り返し、「今回勝つと負けるとでは雲泥の差。ランキング5位になるかリリース(契約解除)されるか。人生が変わる」と、今回の負けでUFCをリリースされるのは不本意だとし、「もう一度チャンスがほしい」と英文でもこれでUFCへの挑戦を終えたくないと8月の試合後に訴えていた。

 それでも契約を自ら解除した川尻。「『強くなりたい』。初心を忘れず前に進んでいきます。これからも川尻達也をよろしくお願いします。格闘技が、大好きだ」と現在の気持ちを言葉にしている。今後の動向が注目される。 

ALL PHOTOS=Zuffa, LLC (c) / GettyImages (c)   

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