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【ISM】カール・ゴッチ&モハメド・アリ追悼大会を猪木が開催

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2017/05/25(木)UP

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故カール・ゴッチの墓を日本に建てるため猪木、藤原、木戸、鈴木、西村など弟子が集結した

 7月24日(月)東京・後楽園ホールでアントニオ猪木氏プロデュースの大会『ISM.1』が開催される。5月25日(木)都内ホテルにて記者会見が行われた。この大会はカール・ゴッチ没後10周年、およびモハメド・アリ没後1周年として行われる大会で、大会の収益によって日本でのカール・ゴッチ氏のお墓を建てる計画も進行中だという。

「元気ですかー!」と開口一番、猪木氏はいつもの絶叫あいさつ。

「モハメド・アリさんと私が戦った試合は世界に配信されて、世界中の多くの方が見てくれていて、それが政治や外交でも役に立っています。そして、若い選手たちにカール・ゴッチさんのゴッチイズム、猪木イズムを引き継いでもらって、プロレスの凄さ、格闘技の凄さを世界に発信できればいいと思います」と語った。

 カール・ゴッチ氏(1924~2007年)はレスリングで五輪出場歴もあり、英国のウィガンでビリー・ライレーが主宰していた「スネーク・ピット」ジムで関節技を主体とするキャッチ・レスリング(キャッチ・アズ・キャッチ・キャン)を学んだ。

 猪木氏をはじめ、新日本プロレスに所属していた藤原喜明や佐山聡(初代タイガーマスク)、前田日明らに関節技を伝授し、後のUWFや、そこから派生した数々の格闘技団体にも大きな影響を与えた。元UFCヘビー級王者ジョシュ・バーネットも、自らを“キャッチ・レスラー”と呼び、晩年のゴッチ氏と対談している。

 今回のイベント発起人の中心人物である元プロレスラーで現・区会議員の西村修氏は、「ゴッチさんの遺言では『自分が亡くなった後は海に流して欲しい』と言われていて、弟子たちが集まって北タンパの湖に散骨しました。ただ、晩年のゴッチさんは『日本に行きたい、日本に行ってイノキにお礼を言いたい』と何度も言っていたので、その話をアメリカの弟子たちにすると『日本にお墓を作るのも、いいんじゃないか』と言われたんです。弟子のジョー・マレンコが分骨した遺骨を持っているので、その一部を収めます」と、ゴッチ氏のお墓を建てることになった経緯を説明。

「いろいろ探したところ、南千住の回向院(えこういん)というお寺で永代供養をしてくれる、と。私や仲間たちが死んだ後も、お墓を守り続けてくれるということで。去年の夏それが決まり、猪木さんに相談したら、『やろう!』と言ってくださって」

 そして没後十周年の、今年7月28日に納骨式を、その4日前の24日に大会を開催することになったという。ちなみに、この荒川区南千住の回向院には明治維新の精神的指導者でもある吉田松陰の墓もある。
 
 会見には発起人として、ほかに藤原喜明、木戸修も出席。藤原は「ジョー・マレンコからゴッチさんのお墓を日本に作りたいと聞いたけど、オレ一人じゃどうしようもない、と思ってたら、猪木さんや西村さんが動いてくれて。ゴッチさんとの思い出はたくさんありますが、ここで言うことではないので。ありがとうございました」とゴッチへの感謝を述べた。

 また、鈴木みのるも「私はこの大会の発起人ではないが、ゴッチさんのお墓を作ることには賛同するから、今日は来ました」と会見にゲスト出席。「ゴッチさんとは最後まで手紙をやり取りしていました。ゴッチさんの教えを実践し、プロレスの世界でトップを走り続けたい」と語った。

 今大会のメインではパンクラス現ミドル級王者ロッキー川村が、K-1に参戦したこともあるモンターニャ・シウバと対戦。川村は「モンターニャ・シウバをアマゾンまでブッ飛ばしてやるぜ」と吠えた。

●編集部オススメ記事
・アントニオ猪木インタビュー「プロの興行作りと選手の在り方、スターとは」
・猪木がアリに追悼コメント「非常に辛い」

<決定対戦カード>

▼メインイベント60分1本勝負 
ロッキー川村
vs
モンターニャ・シウバ(ブラジル)

▼セミ・ファイナル 異種格闘技戦トーナメント決勝5分2R
第2試合の勝者
vs
第3試合の勝者

▼第5試合45分1本勝負 
タカ・クノウ
vs
西島洋介

▼第4試合30分1本勝負 
鈴木秀樹
vs
佐藤光留 

▼第3試合異種格闘技戦トーナメント1回戦5分2R
ピーターソン・シャカル(ブラジル)
vs
安藤雅生 

▼第2試合異種格闘技戦トーナメント1回戦5分2R 
ノブ・ハヤシ
vs
ヂエゴ安楽(ブラジル)

▼第1試合15分1本勝負 
蓮見隆太
vs
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

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