2013/06/02（日）UP
（最終更新：2013/06/26 11:18）

グッドルーザー
「Krush-IGNITION 2013 vol.4」
2013年6月2日（日）東京・新宿FACE
観衆＝650人（超満員札止め）

▼メインイベント（第8試合）　Krush -70kg Fight　3分3R延長1R
○中島弘貴（バンゲリングベイ・スピリット)
KO　1R2分25秒
●KEN（OGUNI-GYM）

　3月の後楽園大会で山内佑太郎に2RKO負けを喫し、今回が再起戦となる中島。一方、KENは昨年10月にKrush初参戦。山内に敗れ、現在3連敗中。勝利を手にするのは果たしてどっちだ!?

　1R、KENが左ミドル、中島が左ローを積極的に出していく。右ストレートで中島がKENを後退させロープに詰めるとテンカオを突き刺し、ダウンを奪う。立ち上がるKENにボ左ディをめり込ませ追加のダウン。

　立ち上がるKENだが10カウント以内にファイティングポーズが取れず、中島のKO勝ちとなった。マイクを握ると、「試合では負けが続きましたが、今日から再スタート。またトップに上がれるように頑張ります。また強くなるのでよろしくお願いします」とアピールした。

▼セミファイナル（第7試合）　Krush -67kg Fight　3分3R延長1R
○牧平圭太(HALEO TOP TEAM)　
TKO　2R45秒
●テヨン（キングジム/NJKFウェルター級2位）※初参戦

　牧平は1月の代々木大会で行われた「Krush -67kg級初代王座決定トーナメント」一回戦で松倉信太郎に判定負けして以来、今年2戦目。対するテヨンは、キャリア9戦6勝（5KO）2敗1分、19歳の好戦的ファイター。勝った試合のほとんどがKO勝ちだけに、激しい試合が見られそうだ。

　1R、牧平の左ミドルに対し、テヨンが強烈な右ロー。これを受ける牧平の足が流れてしまう。2R、お互いにパンチを交錯させる中、牧平が右目尻をカット、テヨンも右スネをカットしておりドクターチェックが入る。テヨンの裂傷箇所がひどくここでドクターストップ。牧平のTKO勝ちとなった。

▼第3試合　女子－52kg契約　2分3R
○朱里（WNC/ボスジム）
判定3－0　※30－24、30－24、30－24
●チェン・ウェイティン（台湾/IRON Boxing Gym）※初参戦

　朱里はWrestling New Classicのリングで活躍中の現役女子プロレスラー。昨年11月大会で林美久に判定勝ちしており、デビュー以来6連勝中。一方、チェンは散打、キックボクシング、ボクシングをベースにする18歳。ボクシングではジュニア大会で金メダルを獲得し、台湾代表として国際大会への出場経験が多数ある台湾女子ボクシング界のホープだという。

　1Rから仕掛けたのはチェン。上下に散らすパンチのラッシュで朱里を追い込む。劣勢の朱里だったが、ミドルとヒザ蹴りで突き放し盛り返す。2Rには、ヒザでチェンから2度のダウンを奪う。 3Rには左ハイの連打でダウンを追加。最後まで気持ちの折れないチェンを倒すことは出来なかったが、朱里がフルマークの判定勝利を収めた。

▼第4試合　エキシビジョンマッチ　3分1R
－Kazyosi（シルバーウルフ)
勝敗なし
－瀧谷渉太（KSS健生館）

　Krush -55kg WILDRUSH League 2013公式戦でKazyosiと対戦が決定していた嶋田将典（イングラム）は、大会前日にサウナで転倒し鎖骨と顔面強打（右まぶた4針で医師の診断で1カ月の安静が必要）したために、欠場。Kazyosiの不戦勝となり、急遽は瀧谷とエキシビジョンマッチを行った。
　
　序盤は様子見の両者だったが、次第にヒートアップしバチバチの打ち合いに。瀧谷の左ハイがクリーンヒットすれば、Kazyosiも強打のパンチを返していきゴング。7月13日の新宿FACE大会に出場ふが決定している瀧谷は「（ -55kg級の）ベルトも返上して1からのスタートです。2代目のベルトも取るのが僕の理想です。次の試合では今日のようなふぬけた気持ちではなく、別人の瀧谷を見せるので応援よろしくお願いします」とあいさつした。