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【ZST】日韓対抗戦は1勝1敗、41歳の安田が劇的一本勝ち

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2013/07/14(日)UP

ZST事務局/株式会社ZSTインターナショナル
「FIGHTING NETWORK ZST~ZST.36」
2013年7月14日(日)東京・ディファ有明

▼メインイベント(第14試合) ZSTvs韓国3対3対抗戦 RINGSルール 75.0kg以下契約 5分2R
○カン・ジョンミン(韓国/フリー)
TKO 1R2分2秒 ※パウンド→レフェリーストップ
●伊藤有起(ALLIANCE/TEAMゆでたまご)

 当初、3対3で行われる予定だったZSTvs韓国対抗戦だが、メインを務めるはずだった伊藤健一が計量に向けた減量調整中に半月板靭帯を損傷。ドクターストップによる欠場となってしまった。そのため対抗戦は2対2となり、メインは伊藤の弟である有起が務めることに。対戦相手は、韓国勢の大将格、豪腕で日本人を苦しめてきたジョンミン。

 1R、ジョンミンのローにタックルを合わせた伊藤だが、これは切られる。2度目のタックルも切られたところで右ストレートをもらい、左フックを返すもジョンミンのパンチに押される。

 タックルにいく伊藤だがジョンミンに潰され、上からのパンチの猛打を浴びる。伊藤は防戦一方となり、レフェリーが試合をストップした。



▼セミファイナル ZSTvs韓国3対3対抗戦 RINGSルール 65.8kg以下契約 5分2R
○安田けん(SONIC SQUAD)
一本 2R4分48秒 ※裸絞め
●チョウ・ソンウォン(韓国/フリー)

 41歳の安田が約1年ぶりに出場。対戦相手のソンウォンは昨年11月のZSTに参戦し、一階級上の上田厚志と接戦を繰り広げた選手だ。

 1R、両者慎重な出足ながらワンツーで前へ出て行くのはソンウォン。安田はソンウォンが前へ出てくるところへジャブ。組み合うとソンウォンがコーナーへ押し込んでのヒザ蹴りを見舞う。

 2R、アグレッシブに攻めるソンウォンに安田も応えて打ち合いとなる。安田が右フック、ソンウォンは左ロー、右ハイキック。ソンウォンが前へ出て左右フックを振り回す。ソンウォンが飛びヒザ蹴り、さらに左右フックで前へ出ると安田もフックで反撃。

 安田が3連打、ソンウォンの足をすくって寝技へ持ち込み、マウントパンチからのスリーパーホールド。残り時間わずか12秒での勝利に、場内はこの日、一番の盛り上がりを見せた。



▼第12試合 RINGSルール 61.2kg以下契約 5分2R
○藤原敬典(スピニングガレージ/初代ZSTバンタム級王者)
判定2-0 ※20-19、20-19、20-20
●金物屋の秀(SHOOTO GYM K‘z FACTORY)

 昨年は試合結果・内容ともふるわず不調にあえいでいた藤原だが、不調の原因であった負傷が回復し、今回約8カ月ぶりの参戦を直訴したという。対するは修斗から参戦する寝技を得意とする金物屋の秀。

 1R、藤原が右ローからの左フックをクリーンヒットさせ、秀が組んでくるとヒザ蹴り。ジャブで圧力をかける藤原に秀は再三タックルを仕掛けるが、藤原に切られ続ける。

 2R、秀は左ローを多用しながらフットワークで距離を取るが、藤原は圧力をかけて前へ出ていく。秀のタックルは切られる。藤原のパンチも空を切る場面が目立つ。

 残り1分で藤原が連打で前に出ると、左フックがヒットして秀がグラつく。タックルに来た秀を潰して、藤原が上からパンチを落として立ち上がったところで試合終了。藤原が判定2-0で勝利した。



▼第11試合 RINGSルール 53.0kg以下契約 5分2R
○下川雄生(ドラゴンテイルジム)
TKO 2R4分13秒 ※裸絞め→レフェリーストップ
●矢島雄一郎(禅道会新宿道場)

 昨年11月のタイトルマッチに敗れ、一時は引退も考えたという矢島。しかし、ZSTへの愛をリング上で示したいとの想いから復帰した。対する下川は修斗の元・世界ランカーで長い手足から繰り出す打撃と裸絞めを得意とする。

 1R、矢島がタックルでテイクダウンを奪い、しっかりと抑え込む。一度は下川に立たれたが、すぐに再びテイクダウン。起き上がった下川がテイクダウンを奪い返し、バックを奪うと背後からのパンチ。そしてマウントを奪ってパンチの連打。下川がバックをキープしたままラウンドを終えた。

 2R、始まってすぐに矢島がテイクダウン。立ち上がった下川が逆にテイクダウンしたが、矢島は首を抱えてさらに体勢を引っくり返して上になる。しかし、上になって首を抜いた下川が上からのパンチを連打。

 立ち上がってバックを奪った下川が背後からのパンチを連打、そのまま寝技へ引きずり込み、スリーパーホールド(裸絞め)を極めた。レフェリーストップで下川の勝利となった。

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