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【NJKF】元王者にKO勝ちの翔、ムエタイの神に挑戦表明

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2014/02/02(日)UP

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▲翔(右)はリーチの長さを活かした左ストレートで攻めた

センチャイムエタイジム/NJKF
「MuayThaiOpen 26」
2014年2月2日(日)東京・新宿FACE

▼セミファイナル(第9試合) 63kg契約 3分5R
○翔・センチャイジム(センチャイムエタイジム/NJKFライト級王者)
KO 3R2分31秒
●ペッシリ・ポーシリポン(タイ/元タイ国プロムエタイ連盟2008年バンタム級王者、元タイ国ルンピニースタジアム認定フライ級王者)

 本場タイから4人のムエタイ選手が来日し、日本王者4名が迎え撃った。

 12月大会でNJKFライト級王座を獲得した翔は、激闘を演じることもさることながら、トランクスをたくし上げて小さくしていることから“セクシームエタイ”の異名を持つ。対戦相手は、2008年にルンピニースタジアム認定フライ級王座とプロムエタイ協会バンタム級王座の二冠を保持していたペッシリ。

 1Rはローを蹴り合った程度でお互いに様子見。2Rになると強い右ミドルを蹴り始めたペッシリに、翔は左ストレートをヒットさせると一気に連打を決める。ペッシリが首相撲勝負に来てもしっかり対応してヒザを蹴り合う。

 パンチ、ヒジ、ヒザでガンガンと攻める翔に腹がたったのか、ペッシリはラウンド終了のゴングが鳴っても攻撃をやめず、翔とにらみ合う。リング上に不穏な空気が流れた。

 3R、翔は長いリーチから繰り出す左ストレート、ペッシリは強い右ミドルで攻め合う。翔に左ストレートを当てられるとムキになったようにパンチを返してくる強気なペッシリ。しかし、ヒザ蹴りを出したところで翔がカウンターで打ち下ろしの右フック。この一発でペッシリは倒れ、起き上がることが出来ず、翔が元ルンピニーの軽量級王者からKO勝ちを奪った。

 翔はマイクを持つと、「3月23日の名古屋(ホーストカップ)に出るセーンチャイ、ムエタイの神様と言われている選手ですが、対戦相手を公募しているというので僕がやる。日本人をナメてんじゃねえぞ。僕が絶対にKOで勝つので応援よろしくお願いします」と、打倒セーンチャイに名乗りをあげた。


▲TOMOYUKI(右)のパワフルな左右フック

▼メインイベント(第10試合) 70kg契約 3分5R
○TOMOYUKI(センチャイムエタイジム/NJKFスーパーウェルター級王者、WBC ASIA国際式ボクシングスーパーウェルター級王者)
判定3-0 ※49-48、50-49、50-49
●ファーマイ・シットダブラン(タイ/タイ国中部ムエタイ連盟ウェルター級王者)

 タイ国中部ムエタイ連盟ウェルター級王者ファーマイと対戦するTOMOYUKIは昨年7月、タイでWBC ASIA国際式ボクシングスーパーウェルター級王座を奪取し、10月にはNJKFスーパーウェルター級王座を獲得。ボクシングとキックボクシングの二冠王となっている。

 1R、ジリジリと前に出るTOMOYUKIは強烈な右ローを蹴りつつ、パンチを打つ機会をうかがう。終盤には左ボディブローを2度ヒットさせたが、ファーマイも気迫を全面に出してミドルを蹴り返す。

 2R、TOMOYUKIはファーマイにロープやコーナーを背負わせて左ボディブローからの右フックを何度も決めるが、ファーマイはパンチをもらうと一気に前へ出て来てパンチや蹴りを返す。

 3RもTOMOYUKIが攻めるとすぐにファーマイが攻め返すという展開が続く。4Rになるとファーマイが勢いよく前に出て蹴りとパンチで攻め始め、TOMOYUKIはフックを見舞うがファーマイに対して大きく下がりすぎ、単発に終わる。

 5R、勝負に出たTOMOYUKIが左右フックでKOを狙うが、ファーマイは蹴り返して一進一退。TOMOYUKIが前に出ても首相撲に捕まってしまう。勝敗は判定にもつれ込み、TOMOYUKIが僅差で勝利。これにより、日本vsタイは3勝1分で日本側の勝利に終わった。


▲貴(右)はフライ級では破格といえる175cmの長身

▼第8試合 51kg契約 3分5R
○貴・センチャイジム(センチャイムエタイジム/NJKFフライ級王者)
判定2-0 ※49-49、50-47、50-49
●コンクライ・シップブンミー(タイ)

 NJKFフライ級王者で軽量級としては破格の175cmの長身を誇る貴は、コンクライと対戦。コンクライは身長164cm、戦績は38勝(2KO)12敗。貴が身長差を有利に活かせるかが注目された。

 1R、両者とも序盤は様子見。コンクライはロングの距離からパンチを伸ばし、カカトで相手の足を蹴る。

 2Rもコンクライがロングストレートで攻め、貴は手数が少なくローを蹴るのみ。後半になると貴がパンチで前へ出て連打を決めた。

 3R、コンクライは前蹴りを連発して貴を突き飛ばす。両者とも距離が遠いため、空振りが目立つ。しかし、後半になると貴が首相撲に持ち込んで攻める。

 4R、右のパンチを連打して攻めて来るコンクライに対し、貴は首相撲に持ち込む。身長で優る貴が上から抑え込むようにしてヒザ蹴りを決めて有利に。コンクライはヒジ。

 5Rも貴が首相撲に持ち込んでのヒジとヒザ。コンクライもヒジとヒザを出すが、首相撲での主導権は貴が握る。コンクライの右フックをモロに受ける危ない場面もあったが、貴が判定勝ちを収めた。

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