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【ムエタイSF】強豪ひしめくトーナメントで3王者誕生

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2015/08/02(日)UP

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Muay Thai Super Fight
「Muay Thai Super Fightアマチュア大会 スックワンキントーン」
2015年8月2日(日)東京・大森ゴールドジム

▲各階級のトーナメントを制覇した(左から)梅本彪司、吉成名高、小宮山怜虎

 今大会では、ジュニアの中でもとりわけ激戦区とされ、強豪選手がひしめいている34kg級・38kg級・42kg級の3階級でトーナメントが開催された。34kg級では小宮山怜虎、38kg級では吉成名高、42kg級では品川朝陽といった、ジュニア常連かつ優勝候補のトップファイターがエントリー。しかし、予想を裏切り、大番狂わせが起き得るのがトーナメントの面白さであり醍醐味でもある。

 このReal Champion Tournamentは、同じ階級を3回連続優勝すると、スーパーチャンピオンとして認定され、スーパーチャンピオンベルトが贈呈される。激戦ひしめくこの階級を制するのは果たして誰か!?


 


▼Real Champion Tournament 34kg決勝戦
◯小宮山怜虎(尚武会)
判定3-0 ※49-48、50-47、49-47
●花岡 竜(橋本道場)
※小宮山が王座に就く。

 1Rは小宮山が右ローを打つと、花岡は首相撲からヒザ。小宮山も首相撲に付き合い、体勢を入れ替えてヒザを返す。花岡のガードが下がったところに、小宮山のワンツーがヒット。2Rになると、パンチ連打から首相撲、ヒザを叩き込んでいく小宮山。花岡も首相撲に付き合い、ヒザの応酬が続いていく。3Rは序盤から激しいヒザの応酬。2R同様首相撲からヒザの応酬が目立つ。4Rはワンツーから首相撲を仕掛ける小宮山。ヒザを連打し、花岡の脇腹にコツコツとヒットさせていく。しつこく首相撲をしかける小宮山に、花岡はワンツーと前蹴りで応戦。5Rは4Rとほぼ同様の展開となり、判定で小宮山が勝利。トーナメントを制した。

▼Real Champion Tournament 34kg準決勝 1分30秒2R
◯小宮山怜虎(尚武会)
判定
●馬場由樹(WSR池袋)

 馬場が先に左ミドルで先制すると、小宮山はすかさず首相撲に持ちかけヒザを連打。馬場が左ミドルを打とうとすると、小宮山は首相撲で崩しヒザを連打。ローやミドルを打たず、首相撲が目立つ小宮山。まともに打たせず終始主導権を握った小宮山が判定で勝利。決勝戦進出を決めた。

▼Real Champion Tournament 34kg準決勝 1分30秒2R
◯花岡竜(橋本道場)
判定
●吉成士門(エイワスポーツジム)

 首相撲からヒザの応酬が続き、花岡のミドルを吉成がキャッチし、そこから首相撲からヒザ。花岡の右ローに、吉成は首相撲で捕まえヒザ。残り30秒で花岡のヒザ連打。吉成は右ストレートで応戦。判定の結果、花岡が勝利。決勝進出を決めた。

▼Real Champion Tournament 34kg準々決勝 1分30秒2R
◯吉成士門(エイワスポーツジム)
判定
●西山朝登(晴山塾)

 序盤は互いに様子見の状態だが、吉成が右ローを打つと、西山は距離を取り首相撲。その後ロープ際でパンチの打ち合いに。西山が組んできたところに吉成がヒザ。その後西山が右ローを打つが、吉成の前蹴りがヒット。手数で上回った吉成が判定で勝利し、準決勝進出を決めた。


 


▼Real Champion Tournament 38kg決勝戦 1分30秒5R
○吉成名高(エイワスポーツジム)
TKO 2R39秒 ※レフェリーストップ
●熊谷龍聖(TRY HARD)
※吉成が王座に就く。

 右ローを打つ熊谷に対し、左ミドルを打つ吉成。コーナー際に熊谷を詰めると、ヒザを連打する吉成。熊谷もワンツーと右ローで応戦。2Rになると、吉成が熊谷をロープに詰めてパンチ連打。その中で放ったフックで熊谷がマットに沈み、レフェリーがストップ。吉成がトーナメントを制した。吉成は準決勝・決勝共に全くダメージを受けず、圧倒的な実力でぶっちぎりで優勝を決めた。

▼Real Champion Tournament 38kg準決勝 1分30秒2R
○吉成名高(エイワスポーツジム)
TKO 1R1分30秒 ※レフェリーストップ
●櫻井愛斗(國土會)

 左ミドルを打ち、首相撲を仕掛けコカす吉成。左ストレートから左ミドルと素早く繋げ、ゴング直前に放った吉成のボディブローが櫻井のボディに深く突き刺さり、櫻井は悶絶。カウントせずレフェリーストップ。吉成が決勝戦進出を果たした。

▼Real Champion Tournament 38kg準決勝 1分30秒2R
◯熊谷龍聖(TRY HARD)
判定
●桂英慈(WSRフェアテックス池袋)

 熊谷が右ミドルを打つと、すかさず桂は右ローを返す。回りながら距離を取る桂に、熊谷は追いかけるようにして右ミドルを打っていく。更に熊谷はバックブローを打ち右ミドルと右ローを追撃。2Rになると、前蹴りと右ストレートを打ち前に出る熊谷。桂は左ローを返すが、すぐに熊谷は右ローを返す。判定の結果、熊谷が勝利。決勝戦進出を決めた。

▼Real Champion Tournament 38kg準々決勝 1分30秒2R
◯熊谷龍聖(TRY HARD)
判定
●星野楓(LEGENDジム)

 首相撲からヒザがしばらく続き、ムエタイらしいヒザの応酬が続いていく。星野の前蹴りを熊谷がスネでブロック。2Rになると、熊谷はパンチ、星野は右ローと首相撲とヒザと、互いに攻撃パターンがわかれたが、判定の結果熊谷が勝利。準決勝進出を決めた。


 


▼Real Champion Tournament 42kg決勝戦 1分30秒5R
◯梅本彪司(はまっこムエタイジム)
判定3-0 ※49-48、49-47、50-48
●品川朝陽(エイワスポーツジム)
※梅本が王座に就く。

 ジャブから右ボディストレートを打つ品川。そこから更に首相撲へとつなげるが、梅本もこれに付き合いヒザを打っていく。2Rになると、品川が左ミドルを打つと、すかさず右ローを返す梅本。この展開がしばらく続いていく。3Rには、梅本の前蹴りが品川の顔面をとらえる。5Rには品川が首相撲からヒザと右ローで手数を追い上げるも、決め手がないまま判定へ。判定の結果、梅本が勝利し、王座に就いた。

▼Real Champion Tournament 42kg準決勝 1分30秒2R
○品川朝陽(エイワスポーツジム)
TKO 2R59秒 ※レフェリーストップ
●天野颯太(INSPIRE.S)

 開始早々ハイキックを首元に打ち込む品川。天野は首相撲で応戦するが、品川に崩されてしまう。品川はヒザを連打し、コーナーに詰めてパンチ連打。2R になると、品川がいきなり右ストレートでダウンを奪うと、品川が一気に畳み掛けたところにレフェリーが割って入り、決勝戦進出を決めた。

▼Real Champion Tournament 42kg準決勝 1分30秒2R
○梅本彪司(はまっこムエタイジム)
TKO 1R1分2秒 ※レフェリーストップ
●西村嶺汰(キングムエ)

 蹴り合いが続いたが、ガードが下がったところに梅本が狙い澄ました右ストレートが入り、カウントなしでレフェリーがストップ。梅本が決勝戦進出を決めた。

<ベストバウト賞>
俵家翔太(ONE’S GOAL)
vs
金子翼(ビクトリージム)

石渡拓舞(チューティンムエタイジム)
vs
吉田光成(フリー)

奥脇奈々(はまっこムエタイジム)
vs
小林愛実(ネクストレベル渋谷)

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