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【NJKF】国崇、地元岡山で復活のKO勝ち、ISKA世界王座防衛

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2016/06/12(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

NJKF拳之会
「NJKF拳之会主催興行11th ~NJKF2016 3rd~」
2016年6月12日(日)岡山・山陽ハイツ体育館

左ボディでKO勝ちした国崇はISKA世界タイトル初防衛に成功した

▼第8試合 メインイベント ISKAムエタイ世界フェザー級タイトルマッチ 3分5R ※ヒジあり
○国崇(拳之会/ISKAムエタイ世界フェザー級王者、元WBCムエタイ インターナショナル スーパーバンタム級王者)
KO 3R 2分10秒 ※左ボディ
●”The Mout” ヤッシーン・モゥタチ(ベルギー/ナイトジム/ISKAムエタイ世界フェザー級5位、ISKAムエタイベルギー王者、IKFムエタイヨーロッパ王者)
※国崇が初防衛に成功

 毎年恒例となっている拳之会興行、今回のメインは国崇の保持するISKAムエタイ世界フェザー級王座の防衛戦。国崇は13年9月に大阪で同級の暫定王座を獲得。その後、当時の正規王者が防衛戦を行えなかったため、半年後の14年3月に正規王者として認定された。今回はその初防衛戦にあたる。

 挑戦者は同級世界5位でISKAムエタイ・ベルギー王者でもあるヤッシーン。21歳の若さで43戦のキャリアを持ち、すでにヨーロッパでいくつもの王座を獲得しているファイターだ。

 試合が始まると、まず超満員の観客の目を引いたのはヤッシーンのアグレッシブな攻撃。スピーディーに距離を詰め、ヒジやバックブローをダイナミックに繰り出してくる。ただの大振りではなく、「当たれば危ない」という可能性を予感させる攻めに、場内が沸く。

 しかし国崇は冷静にヤッシーンの動きを見切り、それらの攻撃をかわしてはカウンターのヒジやローをヒットさせて応戦。1R中にはハイキックもヒットした上に、後半には左ヒジでダウンを奪うことに成功。ダメージはそれほどでもなかったようで、ヤッシーンはすぐに立ち上がり「効いてない」とアピール。国崇はそんなヤッシーンに得意技の左ボディも打ち込んでいく。

 2Rもヤッシーンはアグレッシブに前進。2回転ハイキックなどを繰り出し、ハイや顔面への前蹴り、パンチをヒットする場面も。ヤッシーンの猛攻に引っ張られるように国崇もギアを上げ、バックヒジなどを繰り出していく。ラウンド中盤からはローと左ボディがヒットしてヤッシーンの動きがやや減速。

 そして3R、国崇はミドルとボディでヤッシーンを追い詰めていく。ローも確実に効いており、手数が明らかに減ったヤッシーンをコーナーに詰めると左ボディ一閃。これでうずくまるようにダウンしたヤッシーンはそのまま立ち上がることができず、国崇のKO勝ちとなった。

 地元で初の世界タイトルマッチ、初防衛戦、さらにセミ前から拳之会の選手たちが連続KO勝利していたこともあって「プレッシャーがすごかった」という国崇だが、戦前の予告通り「相手がガンガン出てきても、グチャグチャになってもいいから攻める」というプランを冷静沈着に遂行し勝利を獲得。

 デビューから16年、この試合で80戦目を終えた豊富なキャリアの持ち主だが、「やめることはまだ全然考えてない。まだまだ強いヤツとやっていくだけ」と、いつも通り飄々とコメントした。


秒殺KOでWBCムエタイ日本王者に輝いた白神(右)

▼第7試合 セミファイナル WBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王座決定戦 3分5R ※ヒジあり
○白神武央(拳之会/NJKF同級王者)
TKO 1R 1分21秒 ※右ストレート
●メリケン雄人(契明ジム/イノベーションスーパーウェルター級王者)
※白神が新王者に

 倉敷では初開催となるWBCムエタイ日本統一王座戦。今年2月にNJKFスーパーウェルター級王座を獲得した白神が、前イノベーション王者のメリケンを迎えて同級王座決定戦に挑んだ。

 NJKF王座戦もKOで決めて波に乗っている白神は1R、早い段階から勝負を仕掛け、テンカオやヒジをヒットさせると左のパンチでダウンを奪う。メリケンはそのまま起き上がることができず、わずか81秒で白神の勝利が決まった。

「こんなに早く決まるとは思ってなかった」という白神は、腰に巻かれた緑のベルトもさることながら「国崇さんのように、ISKA世界のベルトにも挑戦したい」と貪欲な姿勢を見せた。


▼第6試合 NJKF 56.5kg契約 3分5R ※ヒジあり
○小椋光人(拳之会/NJKFフェザー級7位)
TKO 4R 3分7秒 ※左ハイ
●安養寺柾樹(岩崎道場/NJKFスーパーバンタム級11位)

 初のヒジあり5回戦となる小椋は、リーチで勝る安養寺の攻略に苦しんだものの、4R終了間際に左ハイを炸裂させ、KO勝利。その後の白神・国崇のタイトルマッチにつなぎ、また自身のキャリアの上でも大きな勝利となった。


 

▼スペシャルイベントⅠ PRO-KARATEDO連盟「達人!」提供試合 PRO-KARATEDO連盟日本フェザー級達人王座決定戦
△髙橋拓也(拳之会/元NJKFフライ級王者)
ドロー
△KAZUHO(RICEGATE)

 

 

 

 


▼スペシャルイベントⅡ 少林寺拳法演武
岡山県少林寺拳法連盟公認デモンストレーションチームによる演武

▼第5試合 NJKF 56.5kg契約 アグレッシブマッチ 3分3R 延長1R ※ヒジあり
○藤原 良(誠至会/NJKFスーパーバンタム級9位)
判定3-0 ※30-29、30-29、30-28
●大輔(TRASH/NJKFスーパーバンタム級3位)

▼第4試合 63kg契約 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R ※ヒジあり
○MA-SHI(新日本拳法同志会/NJKFスーパーライト級6位)
判定3-0 ※三者とも30-28
●一貴(日進会館/MA日本スーパーライト級8位)

▼第3試合 勝山舞子引退試合 スーパーフライ級 2分3R
○三宅芳美(NJKF Take-1)
判定3-0 ※三者とも30-29
●勝山舞子(NJKF拳之会)

▼第2試合 54kg契約 3分3R
○西田京介(NJKF勇健塾)
KO 1R2分57秒 ※右ストレート、3ダウン
●砂田昌宏(K-MAX)

▼第1試合 53kg契約 3分3R
△髙木義信(立真ジム)
ドロー 判定0-0 ※三者とも29-29
△栄井大進(日進会館)

▼オープニングファイト第2試合 NEXT☆LEVEL(アマチュア) 61kg契約 3分2R延長1R
○池田 剛(空修会館)
判定2-0 ※20-19、19-19、20-19
●小田武司(NJKF拳之会)

▼オープニングファイト第1試合 NEXT☆LEVEL(アマチュア) 55kg 2分2R 延長1R
○佐野零海(NJKF拳之会)
判定3-0 ※三者とも20-19
●高田有里(ノリトレング)

写真&レポート:高崎計三

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