2016/10/02（日）UP
（最終更新：2016/10/30 04:30）

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

リーチ差を生かして左ストレート、左ミドルで攻めていった高橋

▼第10試合　トリプルメインイベント　3分5R
○高橋　亮（真門/NKBバンタム級王者）
判定3-0 ※50-49、49-48、50-48
●佐々木雄汰（尚武会/MuayThaiOpenスーパーフライ級王者、WPMF日本スーパーフライ級王者）

　高橋三兄妹の次男・亮が、16歳にして国内二冠王となった“ムエタイ天才少年”こと佐々木を迎え撃った。佐々木は4連勝と1戦引き分けでここ5試合負け無し、高橋は7月に他団体の『BOM』へ乗り込み、キョウヘイ・ゴールドライフを破っている。

　1R、サウスポーの高橋のローが2度続けて急所に入り、試合は中断。再開後、高橋は急にスイッチが入ったか、強い左ミドルをヒットさせていく。佐々木も右ミドルを蹴り返す。

　2Rも高橋が左ミドルと左ローを蹴っていくと、佐々木は得意の首相撲に持ち込んで高橋を転倒させる。佐々木は飛びヒザ蹴り、ヒジ打ち、回転ヒジ打ちを繰り出すが、高橋はヒットを許さず左ミドルを蹴る。

　3R、リーチの長さで優る高橋が佐々木のパンチ、蹴りをかわして逆にパンチと蹴りを当てていく。高橋は右アッパーを交えたコンビネーションパンチ、よく伸びる左ストレートで勝負。佐々木は首相撲で転倒させるが、NKBでは有効な攻撃ではない。

　4R、佐々木は蹴りからパンチへとつないでいくが、高橋を捉えきれない。逆にリーチで優る高橋は左ローと左ストレートを当てる。首相撲の上手さを見せ付ける佐々木は高橋を崩してのヒザ蹴り。

　5R、疲れの見える高橋に佐々木の右ミドル、左フックがヒット。それでも左ストレートを中心にパンチで前へ出る高橋。佐々木はヒジを狙うが不発。高橋の左ストレート、パワーのある左ミドルをもらって後退する。

　判定は3-0で高橋。佐々木に6戦ぶりの黒星を付けた。

【試合動画】高橋がBOMに乗り込みキョウヘイと対戦
【試合動画】佐々木雄汰がTKO勝ちでWPMF王座を獲得
【試合動画】佐々木雄汰、わずか5戦目でMuayThaiOpen王者に

西村（左）と田村（右）のミドル級戦はドローとなった

▼第9試合　ミドル級　3分5R
△田村　聖（拳心館/NKBミドル級1位）
ドロー　判定1-0　※50-49、49-49、49-49
△西村清吾（TEAM-KOK/NKBミドル級6位）

　西村は現在37歳。元々は30歳から健康を理由にキックボクササイズを始めたが、元々の負けん気の強さがもあり、本格的にキックボクシングを始めアマチュアの試合で負けなしで、昨年2月にプロデビュー。ハードパンチを武器に5連勝とプロでも負けなしの波に乗る遅咲きファイター。今回ランキング1位の田村に勝ち、タイトル挑戦権へと繋げたいところ。