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【ベラトール】元UFCのロイ・ネルソン、移籍初戦を勝利で飾る

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2017/09/23(土)UP

ぐらつくラーキン(手前)をパンチで畳み掛けるデイリー(奥)

▼セミファイナル ウェルター級 5分3R
○ポール・デイリー(イギリス/元Cage Rageウェルター級王者)
KO 2R 2分40秒
●ロレンツ・ラーキン(アメリカ)

 デイリーは地元イギリスのCage Rageで2007年にウェルター級王座を獲得するなど活躍し、UFCも経験しているベテラン。その打撃の強力さから、高性能プラスチック爆弾“セムテックス”を異名に持つ。前回は5月のロンドン大会で、元UFCのローリー・マクドナルドに一本負けを喫し、今回が再起戦となる。

 対するラーキンは2013年からUFCに参戦し、ウェルター級7位まで上り詰めた実力を持つ。昨年8月の試合を最後にUFCを離脱し、ベラトールと契約。6月の移籍1戦目は、ウェルター級王者ダグラス・リマに挑戦するも判定負け。今回の2戦目で初白星を狙う。

 1R、序盤はローの蹴り合いが続く中、デイリー左ハイを空振りして転倒。ラーキンが上からパンチを落として攻める。

 2R、組みの攻防を繰り広げる両者。離れ際にラーキンがデイリーの頭を手で両手で押さえ、ヒザ蹴りのモーションに入ろうとする。だが、ここで一瞬もたついたところを逃さず、デイリーが電光石火のバックハンドブローから左フックをクリーンヒット。ぐらついたところへ、デイリーがさらに左右フックで追撃し、ラーキンはマットにばたりと倒れた。


パンチのラッシュで相手に金網を背負わせるピコ(右)

▼フェザー級 5分3R
○アーロン・ピコ(20=アメリカ)
KO 1R 3分45秒
●ジャスティン・リン(28=アメリカ)

 ベラトール期待の超逸材とされるピコ。レスリングとボクシングの全米ジュニア覇者で、アマチュアMMAの全米選手権や欧州選手権も制している。2014年に18歳でナイキと契約を結び、ベラトールとも同年に契約。約3年の時を経て、今年6月のニューヨーク大会で、満を持してのプロデビュー戦を迎えたが、試合開始わずか24秒で一本負けというまさかの結果に。今回の再起戦で、7勝3敗の戦績を持つリンを相手に、汚名返上を懸ける。

 1R、ピコは序盤から鋭いタックルでテイクダウンを奪い、立っては怒濤のパンチラッシュも繰り出すなど、かなりアグレッシブに攻める。

 すると、膠着によるブレイクからスタンドで試合が再開された直後、リンが右のオーバーハンドを放ったところへ、ピコが左のショートフックでアゴを打ち抜いた。この一撃でリンは後方へゆっくりと倒れて失神。ピコがデビュー戦の汚名挽回となるKO劇で、プロ初白星を上げた。


背中に飛び乗りチョークを極めるヤマウチ(上)

▼ライト級 5分3R
○ゴイチ・ヤマウチ(24=ブラジル)
一本  1R 3分19秒 ※リアネイキドチョーク
●アダム・ピコロッティ(28=アメリカ)

 ヤマウチは日本で生まれ、3歳の頃からブラジルに在住する日系ブラジル人ファイター。ブラジリアン柔術を主なバックボーンとし、2010年のプロデビューから上げた21勝3敗の戦績のうち、18勝が関節技・絞め技によるものだ。対戦相手のピコロッティは、2013年のプロデビューから9戦全勝と絶好調。

 1R、打撃の交換からピコロッティがテイクダウンを狙うが、ヤマウチはチョークの体勢に。ここから寝技の攻防に入ると、ヤマウチがチョークやオモプラッタを仕掛けて主導権を握る。ピコロッティは何とか凌いでいたが、最後はヤマウチがピコロッティの背中に飛び乗った状態からチョークを極めて、一本勝ちを収めた。

PHOTOS(C)Bellator MMA

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