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 12月12日(日)東京・ディファ有明にて開催される、J-NETWORK『J-GIRLS 女祭り 2010 ~戦う女は美しい~』で引退試合を行う田嶋はる(アクティブJ)。これまで女子キック界をエースとして牽引してきた彼女が10月の試合後に突然の引退を発 表し、J-GIRLS史上最大の衝撃が走った。引退を決めたその真相とは!? ラストマッチを直前に控え、本人を直撃した。(2010年12月10日 UP)

PROFILE
田嶋はる
(たじま・はる)
1983年10月5日、埼玉県出身
身長160cm
2007年3月31日、「J-NETWORK 2007年 女祭り 2nd round・夜の部」の彩戦でプロデビュー
2007年9月9日、maiを破りミニフライ級新人王を獲得。
2008年11月9日、トーナメント決勝戦で紅絹を判定2-0で下し、第2代ミニフライ級王者に。
2009年7月26日、王座防衛戦で神村エリカと対戦するが、判定でプロ初黒星、王座陥落となった。
2010年10月17日、J-GIRLSのリング上で引退を発表
戦績:17戦15勝(3KO)2敗
アクティブJ所属

■引退を決意した真相とは!?

――引退を発表されてから今はどういった心境ですか?

「今週の日曜が大会なので、走り込みやフィジカルトレーニングだったりと少しずつ色んなことがなくなっていき寂しい気持ちが徐々に増しています。そういう面で、もうすぐ終わりなんだという気持ちがしています」

――家では泣いたりするんでしょうか。

「そうですね……それは……ないですね! アハハ! 感傷に浸ることはありますけど、涙はまだ出てこないです」

――周りの方の反応はどうですか?

「ビックリする人が多いですね。お疲れ様と言われ、寂しい感じです。引退を発表してから『結婚するの?』と聞かれる声が一番多かったです。でも残念ながら……そんな素敵なことだったら嬉しいんですけどね(笑)」

――突然の発表だったので驚いたのですが、引退する理由を聞かせてもらいますか?

「色んなことがあるんですけど、親との約束だったり、自分の体のことだったり……。今年に入ってか ら引退のことを考えるようになりました。元々、両親とは3年間だけプロでやるという約束だったんです。でも今年の4月にM-1のタイトルマッチに挑戦する お話をいただき(岡田敦子の持つM-1女子ミニフライ級タイトルに挑戦する予定だったが、田嶋が右腕骨折で欠場となった)、せっかくのチャンスだと思って 親を何とか説得し、あと1年間だけ延ばしてもらいました。それで今年いっぱいになったんです」

――もう1年延ばすために親を説得する時間は相当かかりましたか?

「そうですね。『3年という約束でしょう?』と言われ、いい顔をしていませんでした。うちの両親は ともに厳しいんですよ。特に父親が厳しいんです。今では、母親の方はだいぶ良くなって最近は応援してくれるようにはなったんですけどね。でも、『早く辞め なさいよ』とは言われてました」

――お母さんが少しずつ応援してくれるようになったきっかけが何かあったんでしょうか。

「私に言っても聞かないからだと思います(苦笑)。両親ともに私の試合を一度も観たことはないんですけど、母親が今度の試合を観に来てくれるんです。その話を聞いて『あっ、来るんだ!』とビックリしました」

――そうなんですね! もし最後の試合を観たお母さんが田嶋選手の姿に感動してしまい、「まだ続けてみれば?」と言ってきたらどうしますか?

「アハハ! 遅いよという話ですよね(笑)。でも、それは絶対にないです。そうなったとしても父親が絶対にダメと言うと思います(笑)。もし、そう言われたとしたら ・・・

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